ジビエの魅力を発信する商談会「FOOD STYLE Japan 2024」が開催！

食文化を豊かにするジビエの可能性

ジビエ—野生の肉を示すこの言葉は、近年、飲食業界で急速に注目を集めています。商談展示会「FOOD STYLE Japan 2024」が2024年10月9日から10日にかけて、東京ビックサイトで開催されることが決定しました。このイベントは、外食・中食・小売業界を対象に、ジビエに特化した商談の場として、多くの業者が集結し、販路拡大を目指します。

参加企業と商品の多様性

今回の「FOOD STYLE Japan 2024」では、北海道から鹿児島まで、日本各地のジビエ関連企業が集まります。たとえば、福井県の合同会社MOTは鹿肉加工品を、三重県の株式会社サンショクはみえジビエ推進協議会として動くなど、地域性豊かなプロダクトが並ぶ予定です。また、鳥取県からは「わかさ29工房」が缶詰や鹿肉商品の提供を行います。このように多彩な企業が参加することで、各地の美味しいジビエを広め、需要の拡大を図ります。

セミナーで学ぶジビエの魅力

セミナーも併催され、著名なスピーカーがジビエの魅力を伝えます。例えば、ジビエ料理コンテストの審査委員である食文化研究家・畑中三応子氏や、LATUREのオーナーシェフ室田拓人氏などが登壇します。セミナーでは、肉質の違いや季節ごとの鮮度、栄養価といった、ジビエの具体的な特性が詳しく紹介される予定です。また、流通方法や仕入れに必要な知識についても深掘りされ、業界関係者にとって有意義な情報が提供されることが期待されています。

ジビエトの役割と展望

ジビエトは、ジビエに関する情報を広く発信するポータルサイトを運営しています。「ジビエを今より、ちょっと身近に」をテーマに、食材としての魅力を伝えるだけでなく、農村との関わりや文化的な背景にも焦点を当てています。ジビエに興味がなかった方にも、その魅力を伝えるため、イベント情報や地域の取り組みの紹介、さらには動画コンテンツも充実させています。

この活動は、農林水産省の支援を受けた「令和6年度鳥獣被害防止総合対策交付金」プロジェクトの下で行われています。ジビエの消費拡大を目指し、さまざまな取り組みが進められているのです。

未来への希望

ジビエは、環境に配慮した持続可能な食材として、今後の食文化に新たな風を吹き込むことでしょう。日本国内でも珍しい食材であり、様々な調理方法に対応できる柔軟性を持っています。「FOOD STYLE Japan 2024」は、そんなジビエのさらなる魅力を発信し、関心を高める重要な場となることは間違いありません。

興味を持った方は、ぜひ現地に足を運び、ジビエの世界を体験してみてください。