日本の自然を生かした新たなクラフトサケ「火折」発表
秋田県男鹿に拠点を置く「稲とアガベ株式会社」が、自然の恵みを最大限に活用した新たなクラフトサケ「火折」を9月2日から全国販売することを発表しました。この新商品は「日本草木研究所」とのコラボレーションにより生まれました。
日本の山は宝の山
このプロジェクトのテーマは「日本の山を宝の山に」。稲とアガベでは、地元の豊かな自然の中から、未開発の資源に着目し、その可能性を探求しています。日本草木研究所は、原生植物の研究者たちが集まる機関で、彼らの情熱と尊敬の念は、特徴的な材料の発掘につながりました。
この共同開発を通じて、これまで知らなかった日本の山の豊かさに触れることができ、さらなる可能性を感じています。これはクラフトサケが日本を代表する酒に成長する未来を確信させるに足る経験でした。
「火折」の香りの秘密
「火折」は、米と麹という伝統的な酒造りの原料に、4種類の日本の原生植物を加えて発酵させたクラフトサケです。使用している草木は、いずれも日本の山々に自生しているものですが、これまでその魅力があまり知られていなかった素材です。具体的な原料は以下の通りです。
- - アオモジ(実): レモングラスのような爽やかで清涼感のある香り。
- - カヤ(枝葉): 瑞々しさと深みを持った、和製グレープフルーツのような香り。
- - ヨモギ(花): 高貴で複雑な香気を持つ、ハーブのような花。
- - アカエゾマツ(新芽): 若々しいウッディなニュアンスが特徴の、希少な新芽。
これらの個性豊かな草木は、発酵の過程で見事に調和し、ユニークな香味を生み出します。一口飲めば、まるで緑深い日本の森を散歩しているかのような、多層的で清澄な香りが広がります。
学びと喜びの酒造り
稲とアガベの代表取締役である岡住修兵は、この「火折」の誕生を非常に喜ばしく思っており、日本草木研究所との出会いが新たな酒の可能性を引き出したと強調しています。彼自身も初めての素材に感動しており、すぐにでも全て自分で飲みたいほどの出来栄えだと述べています。
また、日本草木研究所の創業者である古谷知華は、このクラフトサケの発展を通じて、日本の森林資源への注目が高まり、地域産業の活性化にも寄与することを期待しています。
商品概要
- - 商品名: 火折(ほおり)
- - 発売日: 2025年9月2日(火)
- - 希望小売価格: 3,500円(税抜)
- - 容量: 720ml
- - 原材料: 米(国産)、米麹(国産米)、アオモジの実、カヤの枝葉、ハナヨモギ、アカエゾマツの新芽
- - 販売場所: 全国の取扱酒販店及び稲とアガベの公式オンラインストア
日本草木研究所や稲とアガベの取り組みを通じて、日本の自然が持つ無限の可能性を感じながら、クラフトサケ「火折」を楽しんでいただきたいと思います。詳しい情報は、公式オンラインストアや各種SNSで確認できます。