ジンベイが誇る最新技術、「GenOCR」に新機能が登場
ジンベイ株式会社が手掛ける生成AI型AI-OCR、「GenOCR」に新しい機能が追加された。この新機能は、読み取ったデータを自動的にマスタデータと照合し、類似度に基づいて最も一致する値に変換する「辞書変換(類似度)」である。データの整合性を高め、業務の効率を向上させることが期待される。
構造的な課題
帳票からのデータ読み取りは、基幹システムや管理台帳への入力に際し、様々な困難に直面することが多い。「読み取り結果」と「自社マスタの正式名称」が合致しないことが頻繁にあり、例えば、取引先名の表記が異なるケースが見受けられる。これはシステム上で異なる値として扱われるため、担当者が手作業で突き合わせを行うことが必要となっていた。こんな地道な作業が、データ活用を妨げるボトルネックとなっている。
新機能の導入
今回の「辞書変換(類似度)」機能は、あらかじめ登録されたマスタデータと読み取った結果を照合し、完全一致でなくても最も似ている情報に自動で変換することが可能である。このことで、従来の完全一致に依存していた方法では捉えきれなかった表記の揺れや軽微な誤認識を、正しい正式名称へと寄せることができる。これにより、マスタとのマッチング精度が飛躍的に向上することが期待される。
期待される成果
新機能の導入によって見込まれる主な効果は以下の通りである。まず、「名寄せ・突合作業の削減」である。表記の揺れを手作業で修正する必要がなくなり、マスタ照合の工数を大幅に削減できる。また、「データ品質の向上」も見逃せない。統一された表記で出力されることで、後続のシステムでのデータ集計や分析がスムーズになる。さらに、「取り込みエラーの低減」も実現できる。マスタに基づいた正式値への変換が行われることで、システムインポート時のエラーや問題の発生を抑えることができる。
ユースケース
この新機能はさまざまなシーンでの活用が期待できる。取引先名や企業名の正確なマスタ照合が可能となり、表記の揺れを吸収して正式名称に統一することができる。また、商品名や型番の名寄せにより、異なる表記の商品名を商品マスタに登録された正式名称へと変換できる。さらに、勘定科目や部門名の分類もスムーズになり、経理や会計帳票での読み取り結果を自社のマスタに合わせやすくなる。住所や拠点名の標準化も可能で、事業所名などの表記を正確にマスタに揃えることができる。
結論
ジンベイの「GenOCR」は、「高精度に読む」だけでなく、使いやすい生成AI-OCRサービスとして進化を続けている。新たに追加された「辞書変換(類似度)」機能は、業務の効率化に新たな風をもたらすものであり、さらなる機能拡張が期待される。今後もジンベイは、企業の業務のデジタル化と生産性向上に寄与し続けるだろう。