AI型教材「キュビナ」と香川県教育ダッシュボードの連携
株式会社COMPASSは、香川県における教育のデータ活用を強化するため、AI型教材「キュビナ」の学習データを同県の教育ダッシュボードと連携することを発表しました。本件は、日々の学習を通じて蓄積される膨大な学習データを活用することで、教育の質の向上を狙った取り組みです。
1. 学習データの重要性
デジタル化が進む中で、学習者のデータの利活用はますます重要視されています。その背景には、NEXT GIGAの理念があり、1人1台の端末環境を前提にした教育の深化があると言えます。COMPASSは、「個別最適な学び」の実現に向けたサービス間の連携を積極的に行ってきました。このような取り組みは、教育や学習における革新をもたらす鍵となります。特に香川県は、これにより地域の教育が一段と充実することが期待されます。
2. データ連携による利点
今回のデータ連携によって、教育ダッシュボードは複数のスタディログと結びつけた分析が可能になるとともに、これに基づく施策の実施や児童生徒、教員へのフィードバックが容易になります。これが「個別最適な学び」を実現するための有効な手段となるのです。学習者に対する具体的な成果や改善点を把握することができ、ければより効果的な教育施策が展開できます。
3. 学習データの多様性
キュビナが蓄えた学習データは、多岐にわたる詳細な項目を含んでおり、これは他の教育サービスと比較しても希少な特徴です。具体的には、児童生徒の問題ごとの正誤情報や解答にかかった時間、解説を読んでいる時間、新たなメタデータが含まれます。これにより、教育機関はより深いレベルでの分析を行い、個々の学習者に即した施策を立てることが可能となります。
4. 今後の展望
COMPASSは、今後も地域社会や教育機関との連携を強化し、法令やシステム的なセキュリティを遵守しながら、学習データの活用を進めていく方針です。この取り組みは、香川県内の教育の革新に寄与し、より多くの子どもたちに質の高い教育を提供することを目指しています。COMPASSのビジョンは、すべての子どもたちに「個別最適な学び」を届けることであり、これに向けた努力は着実に実を結ぶことでしょう。
5. 会社概要
COMPASSはAI型教材「キュビナ」を通じて、個人の習熟度に応じた最適な問題を提供し、全国の約2,300校で利用されています。累計解答数は30億件を超え、教育分野でのICT化にも貢献しています。2030年代にはさらに多様な教育プログラムを展開することが予想され、これらのデータを地域の教育施策にどう活かすかは、今後の大きな課題となるでしょう。これからもCOMPASSは、教育の未来を築く一翼を担い続けることが期待されます。