2025年に開催される大阪・関西万博で、栃木県が公式ブースを出展することが決定しました。開催日は、6月27日から29日までの3日間で、栃木県の魅力を世界に発信する貴重な機会となります。この出展は、東武鉄道との連携によって実現し、さまざまな体験が盛り込まれています。
出展のテーマとコンセプト
栃木県の出展テーマは「いのち共創 - MIRAI TOCHIGI」です。このテーマには、いくつかの重要なメッセージが込められています。まずは、五感をフルに使って自然や文化、歴史的な魅力を体験し、生命の息吹を感じるというもの。
また、「いのちの交流」として、人と人、人と自然、人と文化が繋がることを目指し、最終的には本県の魅力を世界に向けて発信し、未来への希望を共有するという理念が掲げられています。これは、栃木の自然や文化の豊かさを感じてもらうための試みです。
体験型ブースの内容
体感型コンテンツ
栃木の自然や文化、祭りの魅力を360度で体験できる球体ドームシアターが設置されます。このシアターによって、四季折々の栃木の景観を目の前で感じることができるでしょう。
展示内容
フォトウォールや竹林モニュメント、さらには「那珂川」リバーシアターや、Robloxを利用した魅力的な展示が用意されています。これらは、栃木県の豊かな文化や伝統を映像やアートを通じて再現するものです。
飲食体験
飲食の面でも、自然の恵みを活かした「ウォーターバー」やパブリックキッチンで提供される食事を通じて、栃木の自然との共生を体感することができます。特に、飲食店が出展し、地域の豊かな食文化を紹介する場となるでしょう。
東武鉄道のブース展開
東武鉄道は、この万博に向けて特別な企画を用意しています。まず、ウォーターバーでは、特急「スペーシア X」車内で提供されるオリジナル商品の販売が行われます。具体的には、日光の文化を表現した「NIKKO LAGER」ビールと、奥日光の美しい自然をイメージしたアイスコーヒー「水嶺」が紹介されています。
これらの飲み物は、栃木の水資源を感じることができるため、訪れた人々にとって特別な体験を提供することが期待されます。「水嶺」は、すっきりした味わいと深い香りを楽しむことができ、来場者におそらく新たな癒しの体験をもたらすでしょう。
また、ドームシアターでは、栃木県内で運行中のスペーシア X、SL大樹などの映像が上映され、栃木の美しい風景を楽しむことができます。これは、鉄道ファンにも非常に魅力的な内容です。
SNS・メディアとの連携
この出展に関連して、下野新聞とのタイアップで特別な記事も配布される予定です。万博中に、栃木県ブースで全11回分の記事がまとめられた新聞が無料配布されるため、来場者は最新情報をキャッチできます。また、YouTubeでは「GO万博!とちぎ探訪」シリーズが公開されており、リアルタイムで栃木県の魅力を発信しています。
まとめ
このように、大阪・関西万博における栃木県の公式ブースは、体験型のコンテンツが満載です。東武鉄道とのコラボレーションは、単なる観光ではなく、地域の魅力を十分に感じられる体験を提供することを目的としています。万博に訪れる際には、ぜひ栃木県のブースをお見逃しなく!