輪島市に新たな希望、木造モバイル建築の設立で復興支援

輪島市復興デザインセンターの開所式について

2024年2月13日、石川県輪島市で「輪島市復興デザインセンター」の開所式が行われます。このセンターは、令和6年の能登半島地震による被災地支援と、地域の復興を目的とした施設です。

一般社団法人日本モバイル建築協会（以下、協会）が設立したこのセンターは、木造モバイル建築を用いており、応急仮設住宅等の利用に特化しています。従来のプレハブ建築とは異なり、この木造モバイル建築は一般住宅と同等の安全性と耐久性を有し、仮設建築物として利用した後に本設の復興住宅などへの転用も可能です。

開所式の詳細

- 日時: 令和7年2月13日（木曜日）11:30～12:30
- 場所: 石川県輪島市水守町四十苅11番地

輪島漆芸美術館敷地内

- 内容: 開所式、内覧、視察

この日は、輪島市の副市長や県の担当者、協会理事などが列席する予定です。式典には、主賓の紹介や挨拶の後、復興デザインセンターの内覧や装飾視察が実施される予定です。

復興デザインセンターの機能

この復興デザインセンターは、輪島市の漆芸美術館内に位置し、地域の活動や復興状況を広める発信基地として機能します。特に漆器工房の活動を支援するための情報発信を行っており、今後の地域振興に寄与することが期待されています。また、太陽光発電システムを備えており、災害時には医療的ケアを必要とする方々が避難できる福祉的な場所としても利用されるよう整備されています。

寄贈と協力体制

このセンターの設立には、山梨県丹波山村や愛知県常滑市の協力があり、ふるさと納税による寄付金が活用されました。地域の企業や有志の寄付も集まり、SCエージェント社からの太陽光発電システムの寄贈も大きな役割を果たしています。管理や運営は輪島市が行い、協会は指定管理者として地域の業者やセイコーエプソン株式会社などと連携して活動を進めます。

復興デザインセンターは、地域の文化や技術を支え、未来に向けた復興への道筋を照らす重要な施設となります。全関係者の協力により、輪島市の復興が一層進展することが期待されています。

詳細については、日本モバイル建築協会の公式サイトをご覧ください。