令和の現役高校生とAIとの恋愛相談実態
この度、最新AIモデル「GPT-5」を搭載したチャットGPTが公開され、若者の間での人気が高まっています。その中でも特に注目を浴びているのは、高校生が活用する「恋愛相談」です。近年、恋愛相談をチャットGPTに行う高校生が増えてきている様子が伺えます。今回は「放課後NEWS」が実施した調査を元に、その実態を詳しく探ってみました。
女子高生の4割がチャットGPTに相談経験あり
調査の結果、現役女子高生において39.1%が「チャットGPTに恋愛相談をしたことがある」と回答しました。特に目立った理由には、相談内容を誰にも知られたくない気持ちや、人間関係のトラブルから解放される点が挙げられます。
多くの女子高生が「人に相談できないから」と言い、じっくり思いを吐露できるチャットGPTに心を開いている状況が浮かび上がります。また、恥じらいがあるために人間には話しにくい内容を、気軽に相談できることが彼女たちにとっての大きな魅力のようです。「嫌がられないから」という意見もあり、友達に面倒だと思われる心配がないため、AIは安心感を提供していると言えるでしょう。
反対に、「チャットGPTに相談したことがない」と回答した女子高生の60.9%は、そもそも利用自体をしていないという結果が出ています。その中には「信用できない」や「AIに恋が理解できるとは思わない」といった懐疑的な意見もありました。感情が豊かな恋愛に対してAIがどこまで役立つかは、彼女たちにとって重要なテーマのようです。
男子高生のチャットGPT利用状況
一方で男子高生の調査結果は興味深いものとなりました。わずか11.2%が「チャットGPTに恋愛相談をしたことがある」と回答し、全体的には非常に少数派となります。男子高生の多くはAIに相談することに対して否定的だったり、信用していなかったりする様子が見受けられました。「機械に聞いても解決しない」といった声が多く、感情を持たないAIに依存することへの抵抗感が伺えます。
しかし少数派ながら相談した男子高生の意見には、苦しい恋愛の痛みを共感してくれる存在としてのAIの良さが現れています。「フラれたときに相談した」や「落ち込んだ時に励ましてくれた」という意見があり、チャットGPTがメンタルサポーターの役割を果たしている点が注目に値します。さらに「彼女が欲しいから相談した」や、「恋愛の仕方を教えてほしい」といった相談もあり、勉強不足な面が垣間見えます。
AIに頼るのは次世代の恋愛?
このように、女子高生はチャットGPTを活用して積極的に恋愛相談を行っているのに対し、男子高生は主に利用を避けている様子が浮き彫りとなりました。恋愛というテーマは、世代によってその捉え方や相談スタイルが変わることがこの調査結果からも確認できました。高校生の恋愛におけるAIの役割は定まっていないものの、若者たちが新たな相談相手としてAIを意識し始めていることは間違いないでしょう。
これからも、調査結果や動向を見逃さずに、現代の恋愛事情とそれに対するAIの影響についての理解を深めていきたいと思います。詳細な調査結果については、
放課後NEWSにて確認できます。