阪急阪神不動産の新たな展開
阪急阪神不動産株式会社は、2026年1月にインドネシアのメダン市にある大規模商業施設「デリパークモール」を取得することを発表しました。本施設は、インドネシアの北スマトラ州に位置し、スマトラ島の最大都市メダン市の中心部に展開されています。この地域は、北スマトラ州内の鉄道網の要所となっているメダン駅に近接し、また、クアラナム国際空港およびベラワン港とメダン市中心部を結ぶ高速道路沿いに位置する、非常に利便性の高いロケーションです。
優れたロケーションと多様な施設
「デリパークモール」は、オフィスや大学、分譲住宅からなる大規模複合開発『ポドモロシティ・デリ・メダン』の中にあり、オフィスで働く人々や大学の学生、周辺住民を中心に、様々な客層が訪れる場所です。約200のテナントが入居しており、地元の人々だけでなく、近隣都市から訪れる人々にも利用される商業施設となっています。
経済成長を後押し
インドネシアは多くの人口を背景に消費市場が急速に拡大しており、特にメダン市では中間層以上の人口が今後中長期にわたり大きく増加する見込みです。このような状況は、阪急阪神不動産にとって貴重なビジネスチャンスを提供します。当社は、これまでの不動産事業の知見を活かし、「デリパークモール」の運営管理を行うことで、その価値を高めていく方針です。
ASEANでの展開
本施設の取得により、阪急阪神不動産がインドネシアで所有する商業施設は、西ジャカルタ市にある「セントラルパークモール」と「セントラルパークモール2」に続いて3物件目となります。これにより、グローバルな視点からもASEAN地域での賃貸事業の基盤を構築し、さらなる成長を目指すことが期待されます。
施設概要
「デリパークモール」は、アグン ポドモロ グループの子会社であるPT Sinar Menara Deliによって開発された大規模複合開発施設『ポドモロシティ・デリ・メダン』内に位置しています。以下は本施設の主要なデータです:
- - 敷地面積:50,996平方メートル
- - 延床面積:115,588平方メートル
- - 階数:地下2階、地上7階
- - 竣工年:2019年
- - テナント数:約200
- - 併設施設:オフィスタワー、大学、分譲住宅(すべて本施設に直結)
このような多様な施設が集まる「デリパークモール」は、地元の経済活性化にも寄与することが期待されています。阪急阪神不動産は今後も周辺地域の発展に寄与しながら、さらなる事業拡大に挑戦していくことでしょう。