不登校川柳受賞作
2025-04-16 14:26:50

家族の思いが込められた不登校川柳の受賞作品発表

不登校川柳コンテストの受賞作品



2025年2月、ウェブメディア「不登校オンライン」によって実施された《大募集!みんなの不登校川柳》には、合計390句の応募が寄せられました。その中から、親や家族の視点で描かれた228句を対象に、大賞と優秀賞、佳作を選出し、その受賞作品が発表されました。

親・家族のリアルを五・七・五に込めて



不登校は、子ども自身だけでなく、親や家族も様々な思いに影響される経験です。応募された川柳の中には、親としての葛藤や無力感、そして時には笑いに変えた日々の記録が色濃く反映されていました。また、「生きてくれていればそれでいい」という愛情の形が、多くの作品から読み取れます。

受賞作品の詳細



ここでは受賞作品の一部をご紹介します。

大賞受賞作


  • - 作品: 何大事子供のいのちそれだけだ
ペンネーム: 西瓜大好き(母親)
想い: 子供が完全に不登校になり、どんな場所にも行けなくなった時、親としての私は精神的に崩壊しかけました。しかし、何より望んでいるのは子供の命だと気づき、それからは社会の常識に縛られず、子供が笑顔で毎日を楽しめるために寄り添うようになりました。

優秀賞受賞作


  • - 作品: 良かれよりマイナスならぬと口つぐむ
ペンネーム: たかとも(母親)
想い: 私たちが良かれと思って言った言葉が、時には逆効果になることがあります。それを理解し、必要な時には黙っておくことが、親子の関係を損なわないためには大切だと感じています。

佳作の一部


  • - 行き渋り我も休んで添い寝する(ペンネーム:はらは)
  • - 不登校時々家で親孝行(ペンネーム:徳田ラッキー)
  • - ひきこもり見えない仲間異国にも(ペンネーム:わをん)
  • - 君の背を眩しく送る心かな(ペンネーム:みき)

こうした作品群は、具体的なエピソードを通じて、家族一人ひとりが不登校という現実と向き合い、共に成長していく姿を描写しています。「不登校オンライン」では、今回紹介した受賞作品の他にも、様々な家庭から寄せられた作品を掲載しています。

作品が語る親としての思い



編集部が語るように、この「親・家族編」の川柳は、親としての不安や悩みを反映したものです。励ましの言葉が伝わらない日や、「ただそばにいる」ことしかできない夜にどれほど力強さを感じるか、そこに共感することで、同じ立場の親たちが少しでも支えられたらと思います。

「生きていてくれればそれでいい」と願った気持ちは、何よりの答えであり、今後も「不登校オンライン」がそんな家族の思いを繋ぐ役割を果たしていければと思います。

「不登校オンライン」について



株式会社キズキが運営する「不登校オンライン」は、不登校のお子さんを持つ保護者向けのウェブメディアです。保護者の体験談やお子さんの心情、著名人のインタビュー、学びに関する情報を発信し、それぞれの家庭に寄り添ったサポートを行っています。今後も「不登校オンライン」では、中立的で役立つ情報を通じて、家族の悩みを解決するお手伝いを続けていきます。


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