BIPROGYが提供する新しい製造業向けSaaSソリューション
BIPROGYは、製造業の購買・調達のデジタルトランスフォーメーション(DX)を短期間、そして低コストで実現することを目指す新たなSaaS型ソリューション「eBuyerBrains Plus」を正式に発表しました。このサービスは、BIPROGYが長年にわたって積み重ねてきた調達支援のノウハウを集約し、より効率的な業務プロセスを提供します。
製造業の購買業務の課題
製造業において、直接材の支出は全体の費用の大部分を占めていますが、その調達業務はコスト管理の複雑性から遅れがちです。また、昨今の社会において、企業がSDGsやESGへの取り組みを求められ、サプライヤー選定において環境への配慮が求められるなど、調達業務はますます重要性を増しています。
こうした背景から、製造業における直接材調達のデジタル化は、業務の効率化のみならず、企業の社会的責任を果たすためにも必要不可欠なものとなってきています。
eBuyerBrains Plusの特徴
「eBuyerBrains Plus」は、見積もり業務だけでなく、サプライヤー選定や周辺業務もサポートします。以下の点が特に注目されます。
1. SaaS型の利点
このソリューションはSaaS型で提供され、初期投資を低く抑えつつ、短期間での稼働が可能です。これにより、中小企業や非組立製造業など、幅広い製造業者が手軽に導入しやすくなっています。
2. 機能の強化
見積もり機能の強化により、直接材の単価見積もや設備調達向けの見積もりに対応しています。また、価格の妥当性を視覚化する機能により、根拠のある価格交渉が可能です。この視覚化は重回帰分析による価格予測も含まれ、従来の相見積もりから一歩前進した意味のある比較を提供します。
3. サプライヤー選定のデジタル化
必要な情報を収集し、サプライヤー評価をデジタル化することで、サプライヤー戦略を高度化します。また、情報をシステムで一元管理することで、バイヤーのスキル向上にも寄与します。
4. 事業継続計画(BCP)対策の強化
災害時におけるサプライチェーンの状況管理や、調達業務のBCPを支援し、迅速な対応を可能にします。加えて、CO2排出量の可視化を通じて、サステナブル調達の実現にも寄与しています。
5. サプライヤーの利便性向上
サプライヤーも利用しやすいように、情報共有の方法やデータの受け取り方法に工夫が施され、相互協力ができる体制を構築しています。
今後の展望
BIPROGYは、「eBuyerBrains Plus」を通じて製造業の調達業務をさらに高度化し、環境への配慮を重視した取り組みを加速させる考えです。製造業界全体における数々の変革を加速するこのソリューションが、今後どのように活用されていくのかに注目です。
関連リンク
製造業向け調達・購買管理/サプライヤーマネジメント eBuyerBrains Plus
※本ソリューション名「eBuyerBrains」はBIPROGY株式会社の商標または登録商標です。読み手の皆様には、最新の情報をご確認いただくことをお勧めします。