スペースシードの新技術
2024-12-02 08:17:14

スペースシードホールディングス、リアルタイムで3Dモデルに情報をプロットする技術を発表

スペースシードホールディングスが新たに発表したスペースプロット技術



スペースシードホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表:鈴木健吾)は、ドローンや衛星から取得した画像データを利用し、リアルタイムで情報を3Dモデルにプロットする新技術『スペースプロット』を確立しました。この技術はすでに特許出願済みで、今後の実用化に向けた期待が寄せられています。

技術の背景


日本の高度経済成長期以降、多くの建物が急速に建設され、その一部は現在老朽化が進んでいます。老朽化した建物には、壁の剥落や構造的な危険が伴い、定期的な検査による管理が求められています。しかし、この検査プロセスは依然として人手に頼る部分が多く、効率化の妨げになっているのが現状です。そこで、スペースシードは3Dモデル上で検査結果を一元的に管理するシステムの開発に至りました。

スペースプロット技術の概要


スペースプロットは、取得した画像の自己位置および自己姿勢を推定する技術を駆使して、リアルタイムで3Dモデルに情報をプロットします。たとえば、砂地の一部に水を浸潤させた場合、その浸潤した箇所を赤外線カメラで検出し、3Dモデル上に赤い点として表示できます。このようにして、環境の変化を瞬時に視覚化できる仕組みです。

地上での実用シーン


スペースプロットの最大の利点は、大規模構造物の点検業務における応用です。従来の方法では、ドローンによって撮撮影された画像から異常を検出していましたが、スペースプロットを活用することで、全体の検査プロセスを3Dモデルで一元化することが可能になります。さらに、衛星データとドローンのデータを統合することで、より広範囲にわたるポイント情報の取得も見込まれます。

幅広い応用可能性


この技術は、構造物の点検だけでなく、航空機やトンネル、線路、農場の作物診断、さらには災害時の被害状況の確認など、多岐にわたる用途が考えられています。また、月面の3Dデータを活用することで、宇宙開発や衛星の点検管理にも応用可能という大きな展望があります。

今後の展開


スペースシードは、大規模構造物とドローンを融合させ、どれほどの精度でプロットが可能かを引き続き検証していく予定です。また、ハイパースペクトルデータを使用した詳細な情報の取得に向けた実験も計画しており、技術のさらなる進化が期待されています。

企業の背景とミッション


スペースシードホールディングス株式会社は『SFをノンフィクションにする』というミッションのもと、宇宙関連の事業創出を目指しています。特に、技術革新を通じて社会課題を解決することに取り組んでおり、2040年までには、人類が宇宙空間で居住に必要な技術の実現を目指します。彼らの取り組みは、未来の社会において重要な役割を果たすことでしょう。


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会社情報

会社名
スペースシードホールディングス株式会社
住所
東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
電話番号
080-5063-8705

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