プラント業界のDXを推進する「ASPO」シリーズの登場
株式会社Arent(以下Arent)、東京都港区に本社を置くデジタル・トランスフォーメーション(DX)に特化した企業が、プラント設計・施工のためのアドインシリーズ「ASPO」の正式版をリリースしました。この新たなツールは設計から施工までの効率化を目指し、従来の作業フローを根本的に変える可能性を秘めています。
「ASPO」は、配管サポート材製作図の自動生成を行う「ASPO Support Fab」と、スプール図を支援する「ASPO Spool Manager」によって構成されています。過去のβ版では、一部企業に対してトライアル提供されていましたが、フィードバックを基に機能が大幅に強化されての正式版リリースとなりました。
主な機能の進化
ASPO Support Fabの進化
1.
鋼材サポートの追加
新たに、ラック鋼材を含めたサポート材の選択が可能になりました。
2.
図面作成の迅速化
従来の手法では約30分を要していた作図が、ASPOを使うことでわずか5分に短縮されることが可能です。
3.
設計変更への対応
モデルとの同期により、設計変更時の手戻りを最小限に抑えます。
ASPO Spool Managerの機能強化
1.
溶接マーカー改善
より明確なエラーチェック機能が追加され、施工現場でのミスを大幅に減少させることが期待されます。
2.
ファイル出力の拡充
Autodesk Formaとのデータ連携もスムーズに行えるようになります。
3.
自動化された作業フロー
スプール番号や溶接番号を自動的に付与するため、作業者が手動で行う必要がなくなります。
事業背景と目的
Arentは長年にわたり、AI搭載の3D CAD「PlantStream®」などを通じてプラント業界のデジタル化を促進してきました。Autodesk社とのソリューションプロバイダー契約を締結したことで、より高度な製品開発が可能となりました。「ASPO」シリーズは、設計から施工に至るまで、情報の連携をスムーズに行うことを目的としています。
多くの企業では、設計段階まではデジタル化が進んでいるものの、施工準備における情報のサイロ化が問題視されています。ASPOは、この分断を解消し、信頼できる唯一の情報源(SSOT)の構築を支援します。
企業の声
一部企業では、「ASPO Support Fab」によって設計業務の効率化が確認されています。また、「ASPO Spool Manager」を導入した結果、スプール計画や施工検討における作業負担が軽減されることが期待されています。
製品および価格
ASPOシリーズは、以下のように料金設定されています。
月額:25,000円 / 年間:200,000円
月額:190,000円 / 年間:1,500,000円
イベント情報
Arentは、プラント業界において先行ユーザー事例をもとにしたイベント「Connected Plant 2026」を開催予定です。参加無料の事前登録制となっており、詳細は公式サイトでご確認ください。
企業情報
株式会社Arentは、「暗黙知を民主化する」をミッションに掲げ、多様なDXソリューションを提供しています。自社製品の他にも、クライアントとの共創を通じた課題解決にも力を注いでいます。詳細については、公式ウェブサイトを訪れてみてください。