ドルトンX学園高等学校が提供する新たな学びの形
2027年に岩手県一関市に設立される「ドルトンX学園高等学校」は、河合塾グループが運営する国内初のハイブリッドな通信制高校です。この新たな学校は、国内外の地域拠点に滞在しながら探究学習を行い、高品質なオンライン学習も組み合わせることで、従来の教育モデルを変革します。
1. 背景と理念
河合塾グループは1933年から教育の歴史を持ち、「汝自らを求めよ」の理念のもと、幅広い人材育成に取り組んできました。情報化やグローバル化が進む現代において、単なる知識の習得を超え、主体的に社会で活躍できる人材を育てることが重要です。
この理念を体現するために、2019年に設立されたドルトン東京学園は、「自由」と「協働」に基づいた教育を実施し、入学生は非認知能力の向上を遂げてきました。その中で生まれた「共感・傾聴力」は、探究と挑戦の精神の重要性を教えています。
2. ドルトンX学園の特長
この新しい学びの場では、米国ミネルバ大学の教育モデルを部分的に取り入れ、国内外の地域での滞在型学習が行われます。特に、高校2年次には3カ月ごとに最大4カ所の拠点に滞在し、午前はオンライン授業、午後は地域でのフィールドワークに取り組みます。
また1年次と3年次には、一関市の本校での学びを基盤に、NTT東日本株式会社との連携による先端テクノロジーとの接点を設け、生徒は実践的なスキルを身につけていきます。
3. 求められる学生像
「好奇心モンスター」と名付けられた新たな学生像は、探究心を持つ生徒たちを指します。既に行動を起こしている生徒、および興味を持つ生徒が集まり、共に学び成長することが期待されています。
4. これからの展望
今後は、多様な地域探究テーマを生徒たちが自ら発見し、解決することで、変革する社会に貢献する人材の育成が進められる予定です。一関市に根ざし、地域課題を共に考えることで、生徒たちの学びも一層深まることでしょう。
5. 地域・企業連携
地域の企業や団体とも連携し、学びを広げる環境が整っています。NTT東日本株式会社や一関市、さらには国際的な機関とも連携し、多角的な教育を展開していきます。
6. まとめ
「ドルトンX学園高等学校」では、地域を舞台にした実践的な学びが展開されます。好奇心を膨らませ、自らの力で未来を切り拓いていく生徒たちが集まることを期待しています。2027年の開校が今から待ち遠しいですね。