横浜発の新たな療育プログラム「MEPプログラム」
近年、自閉症や発達障がいの子どもたちを支援する新しい取り組みが横浜で始まりました。児童発達支援事業所「MYSTAR二俣川教室」では、画期的な療育プログラム「MEPプログラム」を展開しており、療育関係者から注目を集めています。さて、このMEPプログラムとは一体何なのでしょうか?
MEPプログラムとは?
MEPプログラムは、RDI(対人関係発達指導法)と感覚統合療法を組み合わせた独自の療育法です。RDIは、多くの実績を持つ海外の療育プログラムですが、日本国内での施行者はまだ少数です。そのため、これを実践するMYSTAR二俣川教室は、日本におけるRDIの先駆けとなる存在です。
RDIの狙いは、非言語コミュニケーションを通じて、人との経験を共有する喜びを育むことです。この方法を用いることで、発達障がいの子どもたちは「自分で考える力」をつけたり、他者の個性を受け入れて意思決定の幅を広げたりすることが期待されています。
プログラムの特徴と内容
MEPプログラムは、実際の療育セッションを通じて、子どもたちが「空気を読む力」を養うことを重要視しています。指導員が実際の物を使って、非言語のサインを好む形で行動を促す一例として、ほうきとちり取りを用いた指導があります。
指導員は、黙ってちり取りを構えて子どもに意図を理解させ、視線を合わせることを促します。「この人は何をしているのだろう?」と考える過程を通じて、子どもたちは自然と行動に移るのです。この過程が、「空気を読む力」を身につけるための重要なステップとされています。
さらに、感覚統合療法では、視覚や聴覚、触覚などの感覚を調和させることに焦点を当てています。これにより、情緒や対人関係、学習、言語の面でのスムーズな発達を促進します。子どもたちは遊びを通じて楽しみながら、様々な感覚を調和させる体験を重ねていきます。
生活の質を向上させるためのビデオフィードバック
MEPプログラムでは、療育の様子がビデオで記録されます。保護者は別室でモニタリングし、後から録画したデータを見返すことで、子どもたちの成長や変化を振り返ることができます。これにより、家庭でも療育内容をサポートしやすくなる工夫がされています。
見学・体験授業のご案内
MYSTAR二俣川教室では、見学や体験授業を随時行っています。療育内容に興味のある方は、ぜひ一度体験してみてください。具体的な療育内容については、公式ホームページでも詳細が紹介されています。
連絡先
興味を持たれた方は、以下の情報を参考にお問合せください。
MEPプログラムは、発達障がいを抱える子どもたちが自己成長を遂げる手助けをする新たな選択肢として、今後ますます注目を集めていくことでしょう。