ツーライスが高知の海を未来へつなぐ
高知県香南市立夜須小学校で、11月21日(金)にお笑いコンビ「ツーライス」が出前授業を行い、地域の海とその環境について子どもたちに教える特別講義が開催されました。この取り組みは、一般社団法人「海と日本プロジェクト in 高知」の一環として行われ、高知の豊かな海を未来に受け継ぐための重要な活動です。
海の現状を知る
この日の授業では、ツーライスが直接小学5年生20人に、海洋ごみの問題や温暖化の影響についてユーモアを交えながら解説しました。特に、高知の海においては、ごみの約8割は日常生活から生じるものであり、プラスチックが海の生態系に深刻な影響を与えることが強調されました。地域特有の問題として、漁具が多く廃棄されている現状にも触れ、日常のごみ処理の重要性を訴えかけました。
地球温暖化の影響
次に、気象予報士の山岸拓氏が登壇し、地球温暖化について解説しました。温暖化の主な要因は、化石燃料の燃焼や森林破壊による温室効果ガスの増加であり、これが海にどのように影響を与えているのかを具体的に説明しました。海水温の上昇により魚類やウミガメの生態系に変化が生じることや、海面上昇によって陸地が水没する可能性があることも注意を促されました。
体験を通じて学ぶ
座学の後は、ペットボトルを使った「雲を作る実験」が行われました。子どもたちは、科学的な視点からも天候と海の関係を体感しました。これにより、ただ知るだけでなく、実際に体感することで理解を深められる場となりました。
高知の生態系を学ぶ
さらに、高知大学の伊谷行教授が「豊かな高知の海洋生物とその生態系」について講義を行いました。教授は、夜須の海に生息するサンゴの種類や、最近の白化現象について詳しく説明しました。サンゴの生態系を支える川との関係や、干潟の重要性についても教えました。湾岸の豊かな生態系が失われつつある現状を実感することで、子どもたちは環境保護の大切さを理解しました。
子どもたちの反応と今後の課題
授業を受けた子どもたちからは、「川にも魚がたくさんいることが知れた」や「地球温暖化を食い止めるためにできることを考えたい」といった感想が寄せられました。この経験が、彼らの海よ川へ寄り添う気持ちや、保全活動への参加意識を育む一歩となったことでしょう。
結論
このような取り組みを通じて、次世代への海の理解を深め、環境保護意識を高めることが求められています。子どもたちの学びが、未来の海を守る大きな力となることを期待しています。
団体概要
団体名: 一般社団法人 海と日本プロジェクト in 高知
URL:
海と日本プロジェクト
この団体は、次世代に「黒潮の海」を継承するため、子どもたちが地元の海に触れ、親しむ活動を行っています。