日本語AI用語集発表
2023-12-05 21:00:02
米国AICU社が日本語のAI用語集を発表し、生成AI領域のコミュニティを育成
AID時代における新たな試み
米国のスタートアップ企業、AICU社が「AIDX時代の、つくる人をつくる」を理念とし、日本語のAI用語集「みんなでつくるAI用語集(β)」(AIGE: Global AI Glossary for Everyone)を公開しました。このプロジェクトは、日本のクリエイティブAIコミュニティを育成し、生成AIに関する知識の普及を目指して発足しました。
AID時代の背景と意義
この度のサービスは、オープンなAIDX(AI Driven user eXperience)開発と国際的な科学コミュニケーションを促進することに重点を置いています。特に、生成AI技術が急速に進化する中で、知識と理解におけるギャップが広がっています。AICU社はこの問題に対処するため、用語集を通して共創の場を提供します。
用語集の具体的な内容
寄稿者は、AICU社が定めるフォーマットに基づき、生成AIに関する特定の用語の定義や論文の解説、サンプルコードの提供が可能です。また、用語の説明に際してはAIボット技術を活用し、質を確保する努力がなされています。匿名での参加も許可され、クリエイティブ・コモンズ(CC0)による著作権放棄が求められています。
参加者へのインセンティブ
寄稿を行った参加者には、条件を満たすことでAmazonギフト券やUSドルで報酬が支給される仕組みがあります。これは、Wikipediaとは異なり、実験的な試みとして価値を感じる方々を促すものです。Aiやクリエイティブなプロジェクトに熱心な学生や若手研究者など、多様なバックグラウンドを持つ参加者からの寄稿が期待されています。
CEOの言葉
このプロジェクトに関して、AICUの白井暁彦CEOは「現在の生成AI技術は、情報の理解や整理が難しい時代を迎えています。私たちの試みは、その中でクリエイティビティと相互理解を促進するものです」と述べています。特に、クリエイティブAIや画像生成AIに対する専門用語の解説は、これからの学問やビジネスに必要不可欠です。
AICUの設立背景
AICU社は2023年7月に徳田浩司によって米国サニーベールに設立され、その後、白井博士が参画しています。デジタルハリウッド大学の国際的な大学発ベンチャーとして、国際的な科学コミュニケーションにフォーカスしたサービス開発を行っています。
様々なサービス
AICU社は、クリエイティブAIの産業化に向けた様々なサービスを提供しています。テックブログや商業書籍による情報発信、国際的なイベントの開催、開発者やクリエイターへの支援などが挙げられます。特に、2024年3月には、最大規模のAIコミュニティイベント「Tokyo AI Festival」が予定されており、AICUはアドバイザーとして参加します。
結論
AICU社の「みんなでつくるAI用語集」は、生成AI技術の進化に追随し、技術と知識の橋渡しをする役割を果たすことが期待されています。この試みが成功することで、クリエイティブAI領域の国際的なプレゼンスが高まることを願っています。
会社情報
- 会社名
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AICU Inc.
- 住所
- 830 Stewart Dr, Suite 277, CA, USA 94085
- 電話番号
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