小学校でのジェンダーバイアス解消アイデアワークショップ
2024年8月19日から22日、さくらインターナショナルスクール初等部で小学生を対象にした「おもちゃとジェンダー」についてのアイデアワークショップが実施されました。この取り組みは、ピープル株式会社のパーパス「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」の一環で、子どもたちが自由に想像力を働かせ、ジェンダーに対する理解を深めようとしています。
ジェンダーバイアスとは?
私たち大人が抱く「男の子用」「女の子用」といった思い込み、つまりジェンダーバイアスは、子どもたちの好奇心や個性を制限してしまうことがあります。おもちゃを選ぶ際に「恥ずかしいこと」「間違ったこと」と感じるのは、本来持っている自由な発想を抑圧されているからではないでしょうか。このような問題に真正面から向き合うため、ピープルではワークショップを通じて、子どもたちに新たな視点を提供し、実際に自分たちでアイデアを考え出してもらうことを目的としています。
ワークショップの進行
今回のワークショップには、約40人の1年生から6年生が参加しました。まず、子どもたちには身近なおもちゃを「男児用」「女児用」「どちらでもない」に分類する作業を行ってもらいました。このプロセスを通じて、ジェンダーバイアスがどのようにおもちゃの選択に影響を及ぼしているかを実感し、思い込みがどのように心情に作用するかを理解する手助けとなりました。
さらに次のステップでは、ジェンダーバイアスを解消する新しいおもちゃのアイデアを考え出す時間を設けました。男の子が女の子向けとされるおもちゃを選びやすくするための新しいデザインや商品案、逆に女の子が男の子向けとされるおもちゃを楽しめるための提案など、子どもたちの独自の視点が溢れるアイデアが出てきました。
創造性を引き出す
例えば、男児が興味を持つことが多いままごとの要素を取り入れたおもちゃや、メイクを楽しめる商品など、普段の枠を超えたアイデアが続出しました。このように、子どもたちが自らの経験や感覚をもとに自由に考え、形にする過程は、非常に貴重なものでした。彼らの創造力を育むために、このような活動を今後も継続していく必要性を感じます。
結論
ピープル株式会社は、今回の取り組みを通じて、未来を担う子どもたちに対してさらなる支援と環境を提供し、ジェンダーに対する理解を深める活動を継続していく方針です。子どもたちの豊かな可能性を引き出し、彼らが自分自身の好きなことを自由に選び取れる社会を目指し、これからの活動に期待が寄せられています。
このワークショップの詳細については、公式ページや関連情報をチェックしてください。子どもたちの生み出したアイデアは、未来のおもちゃに新たな可能性を示してくれるでしょう。