第3回日本さかな検定が全国8の会場で開催
一般社団法人日本さかな検定協会が主催する「第3回日本さかな検定(愛称:ととけん)」が、2023年7月1日(日)に東京、大阪、仙台、名古屋、鳥取、境港、鹿児島、沖縄の8会場で開催されます。受検申し込みはすでに始まっており、締切は6月3日(日)です。
近年、日本人の魚離れが進行しており、この傾向は長期的には独自の食文化を毀損する恐れがあります。この問題には、鮮魚小売店の大幅な減少が影響していると考えられます。過去25年間で、対面販売を行う魚屋は63%も減少しました。その結果、魚に関してのコミュニケーションも希薄化してきており、近年では家庭内で世代を超えた魚に関する会話が見られなくなっています。
日本さかな検定は、魚についての知識を深めるための検定試験です。受検者は、魚のおいしさを知り、その楽しさを広めることが求められます。日本固有の食材である魚は、長い間人々のコミュニケーションの一部として大切にされてきました。この検定を通じて、魚に関する情報や体験を共有し、日本人と魚との‘旨い’出会いをサポートしています。
2008年の第1回の開催以来、全国47都道府県から累計で6,000名が受検しました。昨年の第2回では、5歳から81歳まで幅広い年齢層の参加者が集まりました。特に初級(3級)部門では、多くの小学生が受検し、中級(2級)・上級(1級)部門には、一般の魚好きや釣り愛好家に加え、水産業や飲食業の関係者も参加するなど、関心の高まりを見せました。
本年の検定では、受検者の要望に応え、地域の魚食振興にも寄与するため、全国各地からの開催誘致が実現しました。参加者は、地域の特産や季節感を楽しみながら、魚を学ぶ貴重な経験ができます。日本に生まれた幸せを実感できるこの機会をぜひご利用ください。
受検の詳細
1級(上級)・3級(初級) 説明12:50~13:00 試験13:00~14:00
2級(中級) 説明14:50~15:00 試験15:00~16:00
東京、大阪、仙台、名古屋、鳥取、境港、鹿児島、沖縄(糸満)
- - 申込み締切: 2023年6月3日(日)
- - 受検資格:
- 3級・2級: 魚に興味のある方なら誰でも受検可能。年齢や経験に制限なし。
- 1級: 第1回・第2回の2級合格者が対象です。
この検定を通じて、日本の豊かな魚食文化を再認識し、楽しみながら学べる貴重な機会を体験しましょう。また、検定に関する最新情報は、日本さかな検定公式大使「ととけんブリ蔵」のTwitterアカウント(
@totoken_burizo)でチェックできます。