神戸で体験する「海の天の川」、海ホタル鑑賞会の魅力とは

2025年8月9日、神戸市垂水区で特別なイベントが開催されます。シェアハウス和楽居が主催する「海ホタル鑑賞会」では、都会の近隣に息づく自然の美しさを堪能しながら、環境を学ぶ貴重な体験が提供されます。このイベントは、シェアハウスの入居者だけでなく、入居を考えている人々にとっても交流の場となり、素晴らしい思い出を創り出します。

自然との出会いのきっかけ

このイベントの背後には、代表の井上の10年前の出来事があります。友人と深夜の海辺で遊んでいた際、偶然にも水面が青く光る現象に気づきました。それは海ホタルの光であり、その神秘的な美しさに衝撃を受けた井上は、これを他の人々にも伝えたいと思いました。それ以来、シェアハウス和楽居では毎年夏の恒例行事として、海ホタル鑑賞会を行っています。入居者たちからは「こんな感動的な体験が都市近くでできるとは！」という喜びの声が寄せられています。

地域の自然を守る意義

シェアハウスのある神戸市垂水区では、近年駅前の開発が進む一方で自然が失われつつあることに懸念が表れています。「特別な体験」とされる自然体験を、遠くの観光地で探そうとする人々に対し、井上は「私たちが目を向けるべきは、日常生活のすぐそばにある自然です」と語ります。豊かな海や里山が近くにある垂水には、守るべき自然がたくさん存在します。

体験を通じた学びの重要性

シェアハウス和楽居の活動は、海ホタル鑑賞に限定されません。春には海でのひじき採りや山でのタケノコ堀り、夏には自ら切り出した竹を用いたそうめん流しを行い、参加者たちは自然の恵みを楽しみます。こうした実体験は、自然の大切さやその尊さを実感する機会を提供します。これらの活動は、観光イベントとは異なり、地域に根ざした「日常」の一部として行われています。

シェアハウス和楽居の思い

井上は、「僕の役割は、住む場所を提供するだけではなく、人と人、そして人と自然とのつながりを生むことです」と話します。海ホタルの光を目にした時、彼は「この美しい自然を失いたくない」と強く感じ、その思いが環境保護の基盤となりました。

イベント詳細

「海ホタル鑑賞会」は、シェアハウス和楽居が大切にしているコミュニティの絆を深めるためのイベントです。

- 日時: 2025年8月9日（土）16:00 - 21:00
- 場所: 兵庫県明石市林崎海岸
- 内容: 海水浴、BBQ、花火、スイカ割り、海ホタル鑑賞会
- 対象: シェアハウス和楽居の現入居者及び入居希望者

本イベントは一般参加者を対象とはしておらず、あくまでコミュニティ内の交流を目的としたクローズドイベントです。

シェアハウス和楽居について

シェアハウス和楽居は2008年から神戸市垂水区でコミュニティ型シェアハウスを運営しています。多様な人々との対話を通じた理解を深めることで、心地良い生活環境を創造することを目指しています。井上は「人間接着剤」として、これまで30組以上のカップルを誕生させ、日本のコミュニティ運営の新たな形を続けています。