パーソルグループが「SYNC25」に参加
2025年12月3日と4日の2日間、東京で開催された世界初の障害者アカウンタビリティ・サミット「SYNC25」に、パーソルホールディングス株式会社がスポンサーとして参加しました。このサミットは障害者のインクルージョンをテーマにしており、パーソルグループもその理念を共有し、積極的に声を上げました。
パーソルのビジョンと役割
「はたらいて、笑おう。」を企業理念とするパーソルグループは、障害者雇用の促進を経営の中でも重要なテーマと位置付けています。国際イニシアティブ「Valuable 500」に加盟して以来、その取り組みはさらに加速。今回のサミットでは、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)ポリシーや障害者雇用の推進に関わる具体的なデータを展示しました。
さらに、特例子会社「パーソルダイバース」で作られたオリジナルクッキーやシルク製品もモニュメントとしてブースに並べ、来場者に視覚的に障害者雇用の重要性を訴えかけました。
セッションへの参加
二日目には、パーソルホールディングスのCHRO(最高人事責任者)である大場竜佳氏が「人的資本経営におけるDEI」と題したセッションに登壇。障害者の採用や精神障害者の就業支援の重要性を強調し、多様な人材の活躍が企業の競争力を高めることを伝えました。
大場氏は「私たちは、特に精神障害者のキャリアパス構築に力を入れています。年間300名を採用し、退職率もわずか5%にとどまっています」と現状を説明。
これにより、雇用機会が限られがちな精神障害者に積極的な支援を行い、企業内で約3000名が就業しているとのこと。
障害者雇用の成果
パーソルグループの取り組みは1991年から始まり、以来、障害者の雇用を広げるための特例子会社の設立や人材紹介サービスの拡充を進めてきました。経営陣から現場まで一体となって活動を推進し、コミュニティとのつながりを大切にしています。
また、5年・10年勤続の表彰制度や定期的な組織評価を設け、ただ雇用するだけでなく、働く人々が実際に「はたらいて、笑おう。」を実感できる文化づくりにも取り組んでいます。
将来への展望
今後は、AI技術を取り入れることで業務効率を高め、同時に障害を持つ方々に適した職務設計を行っていく予定です。この様に、暴力的な変化を伴う未来でも人々が安心して能力を発揮できる社会を目指して、企業としての新たな課題に挑んでいくことでしょう。
まとめ
今回の「SYNC25」サミットへの参加を通じて、パーソルグループは障害者雇用の推進と、包括的な社会づくりに対するコミットメントをさらに強固なものとしました。障害者にとっても、全ての人々が「はたらいて、笑おう。」を実現できる未来を描く企業として、その役割を全うしていくことでしょう。