能登半島地震アーカイブ公開記念イベント
2025年1月15日、石川県立図書館において、「災害デジタルアーカイブの最前線」と題した記念イベントが行われます。このイベントは、石川県が進める「能登半島地震アーカイブ(仮称)」の公開に先立ち、東京大学大学院情報学環と共同で実施されるもので、災害記録の重要性を再認識する絶好の機会となります。
イベントの目的
近年、世界各地で激甚災害が相次いで発生している中、災害の実態をデータとして記録し、将来的な備えに活かす「デジタルアーカイブ」の役割がこれまで以上に重要視されています。株式会社QUICKは、東京大学大学院の渡邉英徳研究室とパートナーシップを結び、災害地域に関する多面的なデジタルアーカイブの研究開発を進めています。イベントでは、このアーカイブの未来像とその活用方法に焦点を当て、さまざまな専門家による議論が展開されます。
プログラム内容
当日は、災害デジタルアーカイブの発展とその利活用に関するシンポジウムが行われるほか、フォトグラメトリ、バーチャル・リアリティ(VR)、拡張現実(AR)など最新技術を用いた展示も行います。市民参加型のワークショップも計画されており、参加者はデジタルアーカイブ技術やそのリテラシーを学ぶ機会を得ることができます。これにより、災害についての理解を深め、地域の防災力向上につなげることが期待されています。
開催概要
- - 日時: 2025年1月15日(水)10:00〜17:00
- - 場所: 石川県立図書館
- - 参加: 無料(ワークショップは事前応募・登録が必要)
主要登壇者には、東京大学大学院から小松尚平特任研究員や渡邉英徳教授、また地元の石川県知事室からは素都明子課長が参加します。国のメディアや新聞社からの専門家も登壇し、各自の立場から災害アーカイブの意義について語る予定です。
また、主催者側は東京大学大学院情報学環と株式会社QUICKで、後援には石川県、NHK金沢放送局、読売新聞社がついています。このように、多角的な視点からの意見が集まるだけでなく、一般市民も参加できる形となっているため、大きな反響が期待されます。
参加申し込み
参加希望の方は、公式ウェブサイトから事前申し込みが可能です。ワークショップへの参加を希望する場合、締切までに登録が求められます。詳しくは
こちらをご覧ください。
このイベントは、ただの展示にとどまらず、参加者が未来の災害に対する理解を深め、実用的な知識を習得する貴重な機会となることでしょう。