SMBCグループとインフキュリオンの資本業務提携
この度、SMBCグループと株式会社インフキュリオンが資本業務提携を結びました。この提携の目的は、インフキュリオンが三井住友カードが推進する「SMBCグループのキャッシュレス決済戦略」の一翼を担い、事業者のビジネス変革を図るための国内No.1のソリューションプラットフォームを構築・提供することです。また、この提携によって、SMBCグループは新たな競争力を手に入れることになります。
提携の背景
日本政府による「キャッシュレス・ビジョン」や、コロナ禍による生活様式の変化に伴い、国内でのキャッシュレス決済比率は上昇しています。これによりキャッシュレス決済市場は拡大し、テクノロジーの進化や様々なビジネスプレイヤーの参入が加わっています。特にスマートフォンの普及によって、消費者の決済行動も急速に変化しています。
インフキュリオンは、Embedded Fintechのリーディング企業として多くの決済関連プロダクトの開発に力を入れており、先進的なテクノロジーを活用した様々なソリューションを提供してきました。これにより、既存のマーケットに新たな価値を提供することが期待されています。
提携の目的と成果
本提携は、SMBCグループの持つ多様なソリューションと、インフキュリオンの先進的なプロダクトを結びつけることで、総合的なデジタルトランスフォーメーションの支援を目的としています。また、法律や手続きに従い、スムーズに提携を進めていく方針です。インフキュリオンは、今回の資金調達を経て、製品開発体制の強化に努めるといいます。
今後の事業展開
SMBCグループとインフキュリオンは、B to B及びB to C向けにさまざまなソリューションを提供していく予定です。法人向けにおいては、次世代型カード発行プラットフォーム「Xard」と、法人カードサービスを結集した新たな法人カードを構築することが見込まれています。また、請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」やデジタルウォレットプラットフォーム「Wallet Station」などを活用することで、業務を一層効率化し、クライアントのニーズに沿った新しい価値を提案します。
特に、事業者の顧客利便性を考慮した決済サービスや、デジタルマーケティングの強化を通じて、キャッシュレス決済のさらなる普及を目指しています。企業の経営をデジタル化するためのワンストップサービスを提供することで、リモートでの支援も可能になります。
結語
この提携により、SMBCグループとインフキュリオンは、共に新たな市場のニーズに応えるために力を合わせて取り組んでいくことになります。キャッシュレス決済の進化は、多くの事業者にとって重要であり、従って本提携がもたらす影響は多岐にわたると考えられます。今後の展開に期待が寄せられています。