産後女性への新たなサポート体制を整えたヴィタリテハウス
2023年4月に武蔵小杉にオープンしたヴィタリテハウスが、産後女性のサポートをさらに強化し、「職場復帰応援プラン」を始めることを発表しました。このプランは、産後の女性が仕事に復帰する際の不安を軽減し、心身の健康を維持するための支援を行うことを目的としています。
産後の実際に寄り添った支援
多くの産後ケア施設は、サポートを産後4ヵ月までに限定しています。しかし、日本の調査によれば、産後女性の85.1%が育休中であるにもかかわらず、心身の不調を訴えているケースが多いことがわかっています。そこで、ヴィタリテハウスは、産後12か月までの期間にわたり、育休中の女性が利用できる新たなデイケア(日帰り)プランを2024年3月から開始することにしたのです。
このプランでは、助産師や保育士が、卒乳や心身の健康、育児と仕事の両立に関する相談に対応し、個別のニーズに寄り添っています。特に、通常のデイケアプランに加えられた「ヘルスケアオプション」と「美容オプション」によって、自身の健康や美容を整えながら、リラックスした時間を過ごせるのが大きな魅力です。
プランの詳細内容
- - 利用時間: 10:00〜16:00
- - 料金: 27,500円
- - 対象: 育休中の母親(お子様の年齢は問いません)
- - 主なサービス内容:
- 完全個室でのリラックス空間
- ランチやおやつ付き
- 身体的・心理的ケア、授乳指導、育児相談
- 乳児の発育チェックや沐浴手伝い(希望時)
- フェイシャルやネイルなどの美容オプション
- 健康診断や点滴が受けられるヘルスケアオプション
- 赤ちゃんの預かりサービス
このように、利用者は自分のペースで多様なサービスを選んで、心身を整えることができます。
科学に裏付けされたサポート
さらに、産後ケアの有効性についても、株式会社ポーラの協力の下で実証実験が行われており、産後の女性の87%が身体や精神に問題を抱えていることが確認されました。産後ケアを受けたユーザーの9割以上が、心身の状態が改善したと答えており、特に出産後から経過するにつれて心身の不調に悩む割合が増えることが明らかになっています。
この結果から、産後ケアの目的は「出産後の母子のケア」に加えて、「母親が社会に復帰するための支援」にシフトする必要があるとされ、企業との連携を深めることも重要なテーマとされています。
企業との連携
今後、ヴィタリテハウスは各企業と協力して、より専門的なプログラムを作成する予定です。具体的には、企業の担当者が面会できるスペースを設け、職場復帰やキャリアに関する悩みを解決する手助けを行います。これにより、従業員全体の生産性を向上させるだけでなく、産後女性のキャリアアップ支援にも繋がると期待されています。
ヴィタリテハウスについて
ヴィタリテハウスは、産前・産後の女性やその家族に向けた多様なサービスを提供しています。アートや料理にこだわった心地良い環境の中で、専門家による温かいサポートが受けられる場所です。今後も地域のニーズに対応し、多くの方々に愛される施設を目指していくことでしょう。
【関連リンク】
ヴィタリテハウス公式サイト