マンション購入者の本音に迫る!理想の住まい探し調査結果
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社が、2022年7月から2024年7月にかけて新築・中古マンションを購入した359名を対象に、住まい探しに関する調査を実施しました。今回の調査では、購入に至るまでの経緯や重視したポイント、そして住んでみて実感したメリット・デメリットまで、多角的に分析されています。
一戸建てとの比較検討が過半数!
調査によると、マンション購入者の47.4%が、一戸建てとの比較検討を経てマンション購入を決めたとのこと。半数近くの人が、一戸建てとマンションの間で悩んだ経験があるようです。マンションを選択した理由として、設備面での充実や、一戸建てに比べて管理の手間が少ない点が挙げられました。
ファミリー世帯が4割超!シングル・カップル世帯も2割以上
同居人の構成は、「自分と配偶者と子ども」が44.0%と最も多く、ファミリー世帯が全体の4割以上を占めています。一方で、「自分と配偶者の2人」や「自分1人」といったシングル・カップル世帯もそれぞれ2割以上と、決して少なくありません。
最寄り駅徒歩10分圏内が主流!築年数20年以上の中古マンションも人気
購入したマンションの最寄り駅までの徒歩分数は平均10.0分でした。駅からのアクセスは重視される要素の一つと言えるでしょう。また、中古マンション購入者の平均築年数は23.5年。築20年以上の中古マンションを購入する人も多く、中古マンション市場の活発さがうかがえます。
日当たり・風通し、オートロック、駅アクセスが人気!
マンション購入時に重視したポイントでは、条件面では「日当たり・風通しが良い」、設備面では「オートロック」、周辺環境では「最寄り駅・利用路線の利便性」がそれぞれ1位にランクインしました。特に、設備面では「宅配ボックス」や「モニタ付インターホン」なども上位に位置しており、セキュリティ面への関心の高さが伺えます。
収納スペースは妥協ポイント!ウォークインクローゼットも諦めがち
一方で、妥協したポイントでは、条件面では「収納スペースが広い」、設備面では「ウォークインクローゼット」、周辺環境では「実家までの距離」が上位にランクインしました。収納に関する項目が上位に位置していることから、マンション購入者は収納スペースの確保には苦労している様子がわかります。
新築マンション購入者の半数は、次も新築マンション希望!
もし次に住宅を購入するなら、新築マンション購入者の半数が再び新築マンションを選択したいと考えている一方、中古マンション購入者の約4割は引き続き中古マンションを希望するようです。
防犯面や最新設備にメリットを感じる一方、音の問題も
マンション購入者は、防犯面や最新の設備にメリットを感じている一方、上下階の音など、気になる点も少なくないようです。購入を検討する際は、部屋の様子だけでなく、防音性なども事前にしっかりと確認することが大切です。
まとめ
今回の調査結果からは、マンション購入において、日当たりや風通し、セキュリティ、駅アクセスといった要素が重視されている一方で、収納スペースや実家までの距離など、妥協せざるを得ない部分もあることがわかります。購入前にしっかりと情報を収集し、自分にとって最適な住まいを見つけることが重要です。