株式会社iCAREが新たな社外取締役を迎える
法人向けの健康管理ソリューションを提供する株式会社iCAREは、オムロン株式会社の執行役員常務である石原英貴氏を新たな社外取締役に迎えることを発表しました。この動きは、iCAREが掲げる「働くひとの健康を世界中に創る」というパーパスを実現するための重要な一歩と捉えられています。
新しい経営体制での成長への期待
iCAREは、健康データを活用した組織課題の解決を目指し、クラウドシステムや専門人材のノウハウを統合したコンサルティングサービス「Carely」を提供しています。石原氏のこれまでの豊富な経験と知見が、iCAREの事業視点での健康づくりに寄与することが期待されています。今回の就任を契機に、iCAREはさらなる事業成長を目指し、戦略的な経営体制を強化していく方針です。
オムロンとの協業による新たなソリューション
石原氏は、2024年7月に予定される資本業務提携を通じて両社の協業がスタートするとコメントしています。オムロンが保有するヘルスケアドメインのユーザー資産と、iCAREが持つ産業保健領域のデータとネットワークを活かし、健康経営分野での新たなソリューションビジネスが生まれることが期待されています。石原氏は、iCAREのポテンシャルを最大限に引き出し、企業の健康経営を支援することに力を尽くす意向を示しています。
石原英貴氏の略歴
石原氏は2003年にソニーに入社し、リチウムイオン電池の研究開発に従事していました。その後、2010年にMBAを取得し、ドリームインキュベータに参加。大企業との協業によるスタートアップの成長支援を行う中で、2015年からオムロンの経営支援に関与し、様々な革新プロジェクトをリードしてきました。
オムロンでの役割
特に、石原氏はオムロンの重大プロジェクトであるイノベーション推進本部の設立や、長期ビジョン「SF2030」の策定に関与し、同社の新しい成長の柱であるデータソリューション事業を牽引しています。iCAREへの関与を通じて、今後も健康経営の領域で大きな影響を及ぼすことが期待されています。
株式会社iCAREの概要
iCAREは、2011年に現役の産業医である代表の山田洋太氏によって設立されました。法人向けに産業保健および健康経営のソリューションサービス「Carely」を提供しており、2024年には健康経営優良法人として認定されています。iCAREの取り組みは、健康経営の推進において未来を見据えた重要な一歩として位置づけられています。
【会社概要】
- - 会社名:株式会社iCARE
- - 代表取締役CEO:山田洋太
- - 所在地:東京都品川区西五反田2-29-5 日幸五反田ビル5階
- - 事業内容:産業保健・健康経営ソリューションサービスの開発・提供
- - URL:iCARE公式サイト
今後のiCAREとオムロンの協力関係がどのように展開されていくのか、業界内外の注目が集まっています。