トキハソース工場での地域交流を促す壁画ワークショップ開催

地域とアートをつなぐ「工場壁画ワークショップ」

2025年7月20日（日）、東京の老舗ソースメーカー、トキハソース株式会社の本社工場において、特別なイベント「トキハソース工場壁画ワークショップ～ソースの素材キャラを描こう！～」が開催されます。このワークショップは、アーティストのミズグチグッチ氏とぺんてる株式会社がコラボし、地域住民とともに「思い出をつくり、思い出を残す」ことを目指す地域貢献活動の一環です。

トキハソースは1923年に設立され、今年で102年を迎えるソースメーカーであるため、地域の人々と協力してその歴史を振り返りながら新たな形の思い出を残そうとしています。特に、工場の壁をキャンバスに82名の参加者がキャラクターを描くことで、未来につながるアートが誕生します。これにより、地域住民と企業の連携がより強固なものとなり、地域の愛着を醸成することが期待されています。

イベント概要

本ワークショップは全3回のセッションに分かれており、参加者はアーティストの指導を受けながらソースの素材をキャラクター化し、最後に壁画として仕上げます。工場内ではぺんてるが提供する壁画用の「スクールガッシュ」や「ネオセーブル」を使用します。壁画が完成した後、そのデザインはトキハソースの人気商品「生ソース濃厚」の特製ラベルとして商品化され、参加者全員には後日、その商品が送られる特典もあります。

参加方法と費用

参加対象は小学生以下のお子様とその保護者で、2名まで一緒に参加可能です。募集は102名に達しており、参加費は大人・子供ともに2,500円（税込）です。すべての参加者には、イベント当日に限定Tシャツが特典として配布されることも楽しみの一つです。

このワークショップは、ぺんてるが2014年より続けてきた「校舎の思い出プロジェクト」のスピンオフ企画として行われ、多くの支持を受けているのが特徴です。このプロジェクトは、学校の取り壊しが決まった後に最後の思い出を残すことを目的とし、アートを通じて地域住民とのつながりを深めることに努めています。これまでにも多くの賞を受賞しており、社会貢献活動の先駆けとしても評価されています。

アートと地域の未来

ミズグチグッチ氏は、大阪を拠点にアートや音楽活動を展開している現代工作家で、地域とのコミュニケーションを大切にしたワークショップを多数行っています。彼のアプローチがこのワークショップにどのような影響を与えるのか、参加する皆が楽しみにしています。地域の人々が一緒になって作品を創り上げることで、地域の絆がより一層強化されることが期待されます。参加者には作品を通じての忘れられない経験や、コミュニケーションが生まれることでしょう。

今後もぺんてるはアートを日常に感じてもらうための活動を続けていく予定です。地域と企業、アーティストが協力し合うことで、さらなる発展を目指しています。今回のワークショップはその第一歩であり、地域の人々にとっても大切な思い出になることでしょう。