日本初のスペシャルティ・バニラブランド『Hugh Morgan』が大手町に登場

スペシャルティ・バニラブランド『Hugh Morgan』誕生

日本初のスペシャルティ・バニラブランド、『Hugh Morgan』が4月28日に大手町フィナンシャルスクエアノースタワー1Fにオープンしました。運営を担当するYs株式会社のCEO、寺田祐貴氏が自らのビジョンのもと、バニラの新たな可能性を追求するブランドを立ち上げました。

バニラの歴史にインスパイアされたブランド

ブランド名の『Hugh Morgan』は、16世紀にバニラの香料としての価値を確立した英国の侍医ヒュー・モルガンに由来しています。彼は当時、わずかなスパイスとしてしか認識されていなかったバニラを、初めて単独の香料として確立し、その影響は現代まで続いています。『Hugh Morgan』は、彼のクリエイティブな発想を尊重し、そのインスピレーションを源にして、バニラの新たな可能性を広げていくことを目指しています。

独自の仕入れ方式と厳選されたバニラ

Hugh Morganでは、世界から選りすぐりのバニラビーンズを独自に仕入れています。主に、プランフォリア品種とタヒテンシス品種を中心に、高品質なバニラを厳選し、年ごとに最適な素材を取り入れています。実際には、マダガスカルをはじめとした多様な生産地から、最高のバニラを直に買い付け、他の製品とは一線を画した品質を提供しています。

スイーツメニューの魅力

オープンした第1号店では、7種類のバニラスイーツがラインナップされています。シュークリームやプリン、バニラケーキ、マカロン、バターサンドなどがあり、各スイーツにはふんだんにバニラが使われています。その結果、バニラの香りや味わいを存分に楽しむことができます。例えば、プリン一つに対して約1/2本のバニラビーンズを使用しており、そのこだわりが際立っています。シュガーの甘さ、クリームの口当たり、サブレの食感など、各要素がバニラと絶妙に調和しています。

シェフパティシエの紹介

スイーツメニューは、ミシュラン星獲得店出身のシェフパティシエ、佐川優氏が手がけています。彼は徳島県出身で、ケーキ屋になることを幼少の頃からの夢としてきました。修行を重ねた後、食材の重要性や文化について学び、その知識を生かした意味あるお菓子作りを目指しています。彼のスイーツには、食材の背景やフードロスの配慮といった理念が込められており、食べる人々を笑顔にする力があります。