国産飼料で実現する「日本一の高品質で安い、びん牛乳」グリーンコープの挑戦

国産飼料で実現する「日本一の高品質で安い、びん牛乳」グリーンコープの挑戦



近年、国際情勢や円安の影響で輸入飼料が高騰し、日本の畜産業は大きな課題に直面しています。この状況を打破するため、西日本を中心に16の生協で構成される一般社団法人グリーンコープ共同体は、国産飼料を活用した牛乳の安定供給を目指し、新たな取り組みを加速させています。

グリーンコープは、地元生産者との連携を強化し、安心安全な国産飼料の生産から、乳牛の飼育、そして牛乳の製造まで一貫体制を構築することで、高品質で低価格な牛乳を消費者に提供することを目指しています。

具体的には、下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と共同で、1000頭規模の酪農場、年間15000トン規模の飼料を生産するTMRセンター、年間700万本のびん牛乳工場を建設し、この夏から本格的に稼働を開始します。

この取り組みは、生産者と消費者が一体となり、経営にも参画する「新しい産直」モデルであり、従来の流通システムとは異なる革新的な試みです。生産者にとって、経営への参加は収入安定に繋がり、消費者は安心安全な牛乳をより低価格で手に入れることができます。

グリーンコープは、今回の国産飼料による牛乳安定供給体制の構築を通じて、日本の畜産業の活性化、そして、消費者に安全でおいしい牛乳を届けるという目標の実現に大きく貢献していくことを目指しています。

関係者一同、飼料用トウモロコシの収穫視察を実施



グリーンコープは、佐賀、熊本、鹿児島の各県で飼料用トウモロコシ(サイレージコーン)の収穫視察を実施し、関係者一同で生産現場の現状を学びました。視察には、地元生産者、グリーンコープの組合員理事、ワーカーズ、職員など、幅広い関係者が参加しました。

今回の視察は、来月からのTMRセンター稼働を目前に控え、関係者が集い、先駆的な生産者からサイレージコーンの収穫方法や現状について直接学ぶことを目的としています。関係者一同は、収穫の様子を熱心に観察し、生産現場の苦労や工夫を目の当たりにしました。

グリーンコープは、今後も関係者と連携し、国産飼料の安定供給体制を構築することで、日本の畜産業の未来を明るくしていくことを目指しています。

会社情報

会社名
一般社団法人グリーンコープ共同体
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前1-5-1博多大博通ビルディング4F
電話番号
092-481-4800

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