米ぬか由来のトコトリエノールとトコフェロールが新登場！

米ぬか由来のビタミンE製品、新たな販売がスタート

2021年1月20日、ファイトケミカルプロダクツ株式会社が開発した、米ぬか由来のトコトリエノール（スーパービタミンE）及びトコフェロール（ビタミンE）の販売が、富士フイルム和光純薬株式会社を通じて始まりました。この製品は、イオン交換樹脂を用いて分離された高機能なビタミン群であり、環境に優しい原料から生産されています。

国産米ぬかのこだわり

ファイトケミカルプロダクツは、東北大学の北川尚美教授が開発したフロー型の反応分離システムを採用しています。この技術により、国産の米ぬかを原料にしたトコトリエノールとトコフェロールを製造し、その品質向上やコストダウンを実現しています。一般的なビタミンEの多くは大豆やパーム油から得られますが、米ぬか由来の製品は健康や環境に配慮された選択肢と言えるでしょう。

イオン交換樹脂法の革新

イオン交換樹脂法は、機能性成分を選別的に分離する技術で、この手法を利用することで生産効率が大幅に向上しました。製品の品質が向上するだけでなく、価格も抑えられています。これは、企業や研究機関にとって非常に魅力的な提案となるでしょう。この方法により、トコトリエノールをはじめとする機能性食品の開発が格段に進む可能性があります。