登録者数22万人の大工YouTuberがネット通販に挑戦！

大工の正やんが通販に挑む！

大工歴49年のベテランであるYouTuber「大工の正やん」さんが、初めてのネット通販に挑んだということで話題になっています。彼のチャンネルは、わずか1年3ヶ月で登録者数22万6300人を超える人気を誇り、特に手刻みの技術を用いた建築動画が多くの人々に支持されています。

人気の理由とは？

「大工の正やん」の人気の秘密は、彼の豊富な経験と親しみやすい語り口にあります。手刻みと呼ばれる伝統的な建築技法を駆使し、視聴者にわかりやすく丁寧に教育する姿勢が、特にDIYに興味を持つ人々や現役のプロユーザーから熱烈な支持を受けています。彼のチャンネルでは、難易度の高い作業を一つ一つ解説しながら進めるため、視聴者は直接的に学びながら楽しむことができます。

伝統技術の重要性

最近の住宅建設は、工場での機械加工（プレカット）が主流ですが、大工の正やんはあくまで昔ながらの手刻みを推奨しています。彼は、「手刻みの良さや奥深さを、できるだけ多くの若手大工に伝えたい」と強く願い、Youtubeを通じてその技術を広めています。今回の動画では、プロの大工でも難しいとされる地松を使った廻り階段の施工過程を詳細に公開しています。

ネット通販の挑戦

今回のコラボは、「大工の正やん」と工具通販サイト「ビルディ」のタイアップによって実現しました。彼は、木材の墨付けから実際の施工まで全てを手作業で行う様子を映像に収めています。そして動画内で彼が初めてネット通販を利用し、道具を購入する姿が描かれています。この挑戦は、慣れ親しんだ伝統的な道具屋に代わり、オンラインでの購入方法を試すというもので、時代の変化に対する素直なリアクションが多くの視聴者の共感を呼びました。

EC市場の拡大

近年、建築向け工具のEコマース市場が急成長しています。ビルディ社が行った調査によると、電動工具を「毎日使う」「時々使う」と答えた3,986名のうち、58.6%がネットで仕事用工具を購入したことがあると回答しています。このデータはプロ用工具市場におけるオンライン販売の浸透を示しています。

ビルディ株式会社の代表取締役、渡邉大樹氏は「EC市場全体が成長する中、特に新型コロナウィルスが影響したことで、今期は大幅な売上増を記録しています。引き続き、プロ向けのサービスを充実させていきます」とコメントしています。