セキュアワークスがXDR市場で首位を獲得
2023年3月31日、東京にて、セキュアワークス株式会社が発表したところによれば、同社は株式会社富士キメラ総研の調査によると、2023年度の国内XDR(Extended Detection and Response)市場で48.6%のシェアを獲得し、トップシェアを実現したという。この数字は、高度化するサイバー攻撃に対応するため、MSSP(マネージドセキュリティサービスプロバイダー)としての成長を象徴している。
国内XDR市場の動向
なお、2023年度の国内XDR市場の総規模は37億円に達しており、これはサイバー脅威に対する認識の向上やMSSPの増加に伴い、高成長を遂げていることを示している。セキュアワークスは、その中でも特にXDRツールを駆使したマネージドセキュリティサービスにより、顧客からの信頼を獲得し続けている。
セキュアワークスの強み
同社の提供するSecureworks Taegis™ XDRは、オープンアーキテクチャ設計に基づき、他の製品とも連携が可能で、幅広いアラート検知が実現されている。また、このプロダクトの特徴として、無償で1年間のデータログを保持できる点が挙げられており、顧客にとって非常に魅力的な要素となっている。
さらに、セキュアワークスはレッドチーム演習を通じて、Secureworks Taegis™ XDRを使ったインシデントレスポンスサービスをはじめとする多彩なセキュリティサービスを展開しており、一貫したセキュリティソリューションの提供に注力している。
市場の先見
今後も、サイバー攻撃の高度化が続くことが予想される中、セキュアワークスのXDRソリューションは、引き続き市場の拡大を支える存在となるだろう。これにより、企業やパートナーは、組織的なリスクを軽減し、既存リソースの最適利用が可能になると考えられる。特に、AIを活用したオープンなプラットフォームとして、Taegis™はサイバー脅威からの防御を効果的に強化する手段となる。
代表取締役のコメント
ソフォス株式会社の代表取締役である足立達矢氏は、「当社のSecureworksチームが国内XDR市場のリーダーとして認められたことを大変嬉しく思います。これは急成長するサイバーセキュリティ分野において、私たちの努力と革新の証であり、この成果を大変誇りに思います」とコメントしている。
今後の予測
2024年度にかけても、セキュアワークスは引き続きサイバーセキュリティ市場をリードすることが見込まれており、その高い技術力とサービスがさらなる顧客の信頼を呼ぶだろう。情報通信、IT、エレクトロニクス、医薬品など幅広い分野で活用されるセキュリティソリューションとして、世の中の安全を支えるキープレイヤーとしての役割を果たしていくに違いない。さて、これからも業界の動向に注目していきたい。