六甲高山植物園での素晴らしい出会い、キイジョウロウホトトギス
六甲高山植物園では、秋の訪れを告げる美しい「キイジョウロウホトトギス」が見頃を迎えています。この植物は山里の貴婦人と称されており、その姿に感動する人々の姿が目立ちます。
キイジョウロウホトトギスとは?
この珍しい植物は、和歌山県の紀伊半島南部にしか自生していないことから、絶滅危惧II類に分類されています。紀伊半島にのみ存在しているため、「キイ」という名前が付けられました。黄色い花をたくさん咲かせる姿が、まるで平安時代の貴婦人の装いを彷彿とさせることから、その名が付けられたと言われています。
深山の崖から垂れ下がるように育つこの多年草は、長さが40〜80cmにもなるしなだれる茎に、節ごとに重なり合って花を咲かせます。現在、六甲高山植物園には約200株があり、10月中旬まで美しい姿が楽しめます。
秋のイベント情報
六甲高山植物園では、キイジョウロウホトトギスの他にも、さまざまなイベントが開催されています。特に注目したいのは「原種シクラメン展」で、開催中の今から11月30日まで、多くの美しい原種シクラメンを鑑賞することができます。観覧は10時から17時まで、入場は無料ですが、別途入園料が必要です。
神戸六甲ミーツ・アート展示
さらに、六甲山上では「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」も同時に享受できます。この芸術祭は今年で16回目を迎え、環境に目を向けたテーマで展開されています。奈良美智をはじめ数々のアーティストによる多彩な作品が展示され、自然と現代アートとの美しい融合を楽しむことができます。
会期は11月30日までで、ミュージアムエリアや様々なエリアでアートを楽しむことができます。入場料は大人1900円、小人950円となっています。
夜間イベントも
また、夜には「ひかりの森~夜の芸術散歩~」が開催され、幻想的な光のアート作品が六甲高山植物園とROKKO森の音ミュージアムを彩ります。特に、木々がライトアップされている時期は、昼間とは全く違った雰囲気を楽しむことができ、心躍る体験になることでしょう。
営業概要
六甲高山植物園の入園料は、大人(中学生以上)900円、子ども(4歳~小学生)450円、駐車料金は1,000円です。開園時間は10時から17時までで、最終入園は16時30分までとなっています。それに加えて、荒天の際には営業やイベント内容に変更が生じる場合があるので、事前にチェックしておくことをお勧めします。
この秋、六甲高山植物園での特別なひとときをお見逃しなく!