高槻市の新たな取り組み
2023年10月29日、高槻市では北摂地域初となる有料広告マンホール蓋のお披露目式が行われます。この事業は、地域経済の厳しい現状を踏まえ、民間事業者による広告をマンホール蓋に掲載することで、下水道等の維持管理資金を集めることを目的としています。この企画は、市民や観光客が数多く訪れるJR高槻駅北駅前広場で実施され、広告のデザインには「将棋のまち高槻を応援しています」とのメッセージも盛り込まれています。これにより、地域の活性化が期待されているのです。
お披露目会の詳細
お披露目会は、アクトアモーレ2階アクトドームにて行われ、濱田剛史高槻市長の挨拶から始まり、マンホール蓋の除幕式、採用事業者からのデザインに関するコメントが予定されています。園児たちが描いた絵や、SDGsプロジェクトから生まれたキャラクターが盛り込まれたデザインは地域の子供たちの想いを表現しています。
参加者には約30名の関係者が集まり、ビジュアルの背後にあるストーリーや理念が語られることでしょう。その後、完成したマンホール蓋はJR高槻駅北駅前広場に設置され、地域のシンボルとして親しまれることになります。
経営環境の改善を目指して
現在、下水道事業を取り巻く環境は厳しさを増しています。使用料収入が減少している中、施設の老朽化や物価高など多くの課題が存在します。このような現状に適応し、持続可能な資金調達の手法を模索することが求められているのです。有料広告の導入は、新たな収益源としての期待が寄せられています。
採用事業者とそのデザイン
今回採用された事業者は以下の6社です。
1.
荘田工業株式会社 - 100年近い歴史を持つ水道関連企業。
2.
太陽ファルマテック株式会社 - 高品質な医薬品を手がけ続ける会社。
3.
株式会社酉島製作所 - 安全で快適な暮らしを提供するポンプメーカー。
4.
サンユレック株式会社 - 合成樹脂の開発・製造企業。
5.
合同会社セブン(まごころセブン) - 生前・遺品整理を行う会社。
6.
学校法人今村学園 - 地域教育に貢献する学校法人。
各事業者は、自社の理念や地域への思いを込めたデザインを発表しており、子供たちや地域住民との繋がりを大事にした作品が揃いました。
今後の展望
この新たな取り組みが、地域の活性化のみならず、持続可能な社会づくりに寄与することが期待されます。高槻市は将棋のまちとしての名を挙げ、地域に根ざした活動を通じて、さらなる発展を目指していきます。それでは、お披露目会での顔ぶれを楽しみにしておきましょう。