心のケアをデジタルで支える全心連ウクライナ交流センターの取り組み
2025年1月9日から11日にかけて、全心連ウクライナ「心のケア」交流センターが東京ビッグサイトで開催される『TOKYODIGICONX』に出展します。このイベントでは、デジタル技術を活用し、ウクライナの子どもたちの心のケアに取り組む様子が披露されます。
背景と目的
この交流センターは、2022年5月に設立され、これまでに1500人以上のウクライナ避難民が登録しています。ウクライナでの紛争が続く中、特に影響を受けているのは子どもたちです。戦争が長期化することで、彼らのメンタルヘルスが悪化していることが調査結果からも明らかになっています。全心連は、この状況を改善するため、AIを活用した心理カウンセリングの開発に取り組んでいます。
この取り組みは、全心連が加盟する一般社団法人デジタル田園都市国家構想応援団との連携により実現しました。AIを活用すれば、言語の壁を越えて、24時間365日、母国語で心の悩みを相談できる環境を提供することが可能になります。さらに、メタバース内では、ウクライナの子どもたちが制作したデジタルアートも展示し、彼らの表現活動の支援を行います。
クリエイティブステージのプレゼンテーション
特に1月11日には、クリエイティブステージでAIカウンセリングに関するプレゼンテーションが行われます。デジタル技術を使った心のケアの現状や、実際の支援プログラムが紹介される予定です。
交流センターの役割と活動内容
全心連ウクライナ「心のケア」交流センターは、日本国内でウクライナの子どもたちと日本の子どもたちが自由に交流できる場を整えています。これにより、子どもたちの心のケアやリラクセーションのサポートを行っており、心理の専門家である「話を聴くプロ」がしっかりとサポートします。
センターの目的は、ウクライナの避難者が安心して相談できる居場所を提供することです。具体的には、心の悩みの相談や情報提供、日本の子どもたちとの交流の場を設けています。実際に、登録者の多くが心のゆとりを感じたというフィードバックも寄せられています。
組織概要と今後の展望
全心連は、全国心理業連合会として、心理カウンセリングの健全な発展を目指しています。これからも、ウクライナの子どもたちの心のケアを本気で支援し、メンタルヘルスの向上を図るための活動を続けていく所存です。デジタル技術を駆使して、より多くの子どもたちに安心を届けられるよう、研究開発を進めていきます。
ウクライナの子どもたちの心の健康を守るために、引き続き、全心連ウクライナ「心のケア」交流センターにご注目ください。