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西武渋谷店55周年！あさぎーにょが彩るポップで幻想的な世界

2023年3月28日より、西武渋谷店は開店55周年を迎え、「Go! Go! Department Store」と題したアニバーサリーイベントを開催。そのアートディレクションを、人気アーティスト・あさぎーにょが担当しました。

イベントでは、55周年を記念したテーマソング「Sunny Sunny」の楽曲にのせて、あさぎーにょ本人と西武渋谷店の社員、そしてグローバルに活躍するインフォメーションスタッフが登壇。55年の歴史を振り返りつつ、未来への展望を語りました。

55年の歴史と、新たな時代の幕開け

1968年創業の西武渋谷店。登壇した西武渋谷店の社員である藤原洋さんは、創業当時から現在に至るまでの変遷を熱く語りました。若手クリエイターを起用した先駆的なセレクトショップ「CAPSULE」から始まり、SEED館、ロフト館、モヴィーダ館の誕生、そして「Art meets Life 暮らしにもっとクリエーティブを。」というコンセプトを掲げた現在の姿まで。常に変化を続けながら、顧客に「ワクワク」と「ドキドキ」を届けることを大切にしている同店の姿勢が印象的でした。

そして、SNS文化の台頭という新たな時代の変化に対応するため、独自の世界観を表現するあさぎーにょをアートディレクターに迎えたことが紹介されました。

あさぎーにょが創造する、タフティングアートの世界

鮮やかな青のドレスで登場したあさぎーにょは、アートディレクションへの想いを語りました。西武渋谷店の顧客として長年親しんできたという彼女は、今回の仕事への喜びを素直に表現。特に、メインビジュアルやショーウインドーに用いられたタフティング技法について、その立体感と繊細さを強調しました。

タフティングとは、通常ラグなどに用いられる技法ですが、今回のアートでは、幸せを呼ぶ青い鳥やケーキのクリームなど、細部まで丁寧に表現されています。制作にはKEKERUGやpinknotweedsといったアーティストの協力もあり、前例のない試みとして、多くの人の努力と情熱によって実現したことが伺えます。

POPPYのポップアップストアも同時開催

あさぎーにょがディレクターを務めるアパレルブランド「POPPY」のポップアップストアも、イベントと同時に開催されました。初お披露目となるいちごモチーフの新作や、春コレクションの一部、そして完売していたリュックの再販など、魅力的なアイテムが多数揃っていました。あさぎーにょは、いちごを「小さい頃の無邪気な気持ちを思い出させる大切なモチーフ」と語り、今後のブランド展開への想いを語りました。

未来を見据え、変化を楽しむあさぎーにょ

最後に、ファッションへの想いを聞かれたあさぎーにょは、トレンドの移り変わりが激しい現代において、「トレンドに流される」ことをネガティブにとらえず、変化を受け止め、自分自身も変化していくことを肯定的に捉えていると語りました。ファッションを「今の自分を見つめ直したり、自分を表現できる大切なもの」と表現する彼女の言葉には、アーティストとしての強い意志と、時代を生き抜くしなやかな強さが感じられました。

グローバルな視点と感謝の言葉

イベントには、西武渋谷店で働く中国出身の艾 思伽（アイ シカ）さんも参加。日本語、中国語、英語の3ヶ国語で挨拶を行い、グローバルな視点も取り入れられたイベントとなりました。最後に、西武渋谷店からあさぎーにょへの感謝を込めた花束贈呈で幕を閉じました。この花束は、神楽坂の花屋「てん.」による、いちごをモチーフにした特別なものだったそうです。

西武渋谷店の55周年イベントは、単なる周年イベントではなく、55年の歴史と、これからの未来への希望を込めた、まさに「Go! Go! Department Store」にふさわしい、活気に満ちたものでした。あさぎーにょのポップで幻想的なアート、そして西武渋谷店の55年の歴史と未来への展望。このイベントは、多くの人の記憶に残る、素晴らしいものになったと言えるでしょう。

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