葛尾村のエビがサカナバッカへ
2024-07-04 08:53:11

福島県葛尾村の陸上養殖生エビがサカナバッカに登場!復興支援と新たな特産品の誕生

福島県葛尾村の陸上養殖生エビがサカナバッカに登場!復興支援と新たな特産品の誕生



株式会社フーディソンが運営する鮮魚小売店「サカナバッカ」は、2024年6月7日から13日にかけて、福島県産の美味しさや魅力を発信する「発見!ふくしまフェア」第10弾を開催しました。

今回の目玉商品は、福島県葛尾村の株式会社HANERU葛尾が育てた陸上養殖生エビです。福島県水産物の販売を通じて風評払拭に取り組むとともに、水産業振興による地域活性化を目指しています。

# 福島県水産業の現状と課題



福島沖の沿岸漁業は、東日本大震災の影響で水揚げ量が未だ震災前の2.5割程度にとどまっています。風評による販路縮小や担い手不足など、多くの課題が残されています。福島県は、水産業振興に向けた施策を推進し、令和10年を目安に震災前の6〜7割の回復を目指しています。

# 東京電力HDとの連携



フーディソンは、2019年10月より福島県から事業を受託し、「魚ポチ」や「サカナバッカ」で福島県産の魚を販売する『ふくしま常磐ものフェア』を開催してきました。東京電力HDとの連携により、福島県産水産品の風評払拭を目的としたフェアを複数回開催しています。

# イベント開催報告



「発見!ふくしまフェア」第10弾では、HANERU葛尾の陸上養殖生エビを使った「ふくしま海山丼」が人気を集めました。約950食が販売され、来店客の9割以上がHANERU葛尾の取り組みを初めて知ったとのこと。

# HANERU葛尾の取り組み



HANERU葛尾は、福島県の特産品を創出し、帰還者を増やすことを目的として、国内最大級のバナメイエビの陸上養殖に取り組んでいます。葛尾村の豊かな自然環境と寒冷な環境下での成育を検証し、安全でおいしく鮮度の良い葛尾村産のエビとして出荷を実現しました。

# 葛尾村の現状



葛尾村は、福島県の浜通り双葉郡に位置する山村です。東日本大震災では福島第一原子力発電所の事故により全村避難を余儀なくされました。2016年には一部を除いて避難指示が解除されましたが、帰還した住民は少なく、特に若年層の居住人口を増やすことが課題になっています。

# サカナバッカの取り組み



サカナバッカは、都内に8店舗を展開する魚屋です。日本の豊かな「魚食」の文化を一般の方にも広く伝えたいという想いから、日本の風景から減りつつある街の魚屋をモダンにアップデートし、食べて美味しいだけではなく、魚を知り、体験できるお店作りを目指しています。

# 株式会社フーディソンのビジョン



株式会社フーディソンは、「生鮮流通に新しい循環を」というビジョンを掲げ、飲食店向け生鮮品EC『魚ポチ』、街の魚屋『sakana bacca』、フード業界に特化した人材紹介サービス『フード人材バンク』を展開しています。

# まとめ



サカナバッカでの「発見!ふくしまフェア」は、福島県産の美味しさや魅力を消費者に伝えるとともに、復興支援と新たな特産品の誕生に貢献しています。今後も、地域活性化に向けた取り組みが期待されます。


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