障がい者の夢を実現
2025-06-12 09:37:23

重度障がい者の夢を叶える実践的な取り組み、モンゴル乗馬プロジェクト

重度障がい者と夢のモンゴル乗馬プロジェクト



生活介護事業に従事する一般社団法人サクラボテラスと、公益財団法人ハーモニィセンター、インクルーシブ運動場の3つの団体が協力し、障がいのある方が「モンゴルの大草原で乗馬する」という夢を実現するべく、新たなプロジェクト「ROAD TO MONGOLIA」を立ち上げました。このプロジェクトの象徴となるのが、脳性麻痺を抱える根本由香里さん(30)です。

根本さんは、電動車いすを利用する生活を送りながら、自らのリハビリを兼ねて乗馬に強い憧れを持っていました。彼女の乗馬への思いは、幼少期に経験したものから生まれ、今も決して色あせることはありません。彼女は、サクラボテラスに通うことにより、運動機会を求め続け、再度乗馬に挑戦することの喜びを感じられる機会を得ました。

今回のプロジェクトでは、根本さんは1年間かけて乗馬のトレーニングを重ね、2024年6月23日(月)にモンゴルへ出発することが決まりました。この旅では、モンゴルの広大な草原での乗馬体験を通じて、障がいのある人々にも夢を追い求めることができる可能性を示すことを目指しています。「動くことを諦めない」というメッセージを広めながら、彼女は新たな挑戦を果たすための一歩を踏み出しています。

プロジェクトの具体的内容



ROAD TO MONGOLIAでは、根本さんが参加する乗馬プログラムの詳細も明らかになっています。出発日には成田国際空港から出発し、モンゴルのテレルジで1日6時間の乗馬体験に挑戦します。乗馬体験は複数回に分かれて行われ、現地の自然や文化にも触れる機会が用意されています。また、このプロジェクトの裏には、専門のスタッフが伴い、根本さんの安全面やコンディションを最優先に考慮して進められます。

障がい者の夢を応援する動き



このプロジェクトは、単なる乗馬体験に留まるものではありません。「障がいのある、なしに関わらず、すべての人が夢を持つことができる人生」を実現する願いからスタートしました。日常生活で様々なハードルに直面する障がい者たちが、アクティビティを通して夢を叶える姿は、周囲にとっても大きな励みとなっています。

根本さんの挑戦は、同じような立場にいる人々に希望を与え、未来に向かって歩む力を与えるものになるはずです。彼女が語ったように、「このプロジェクトを通じて、私自身が障がいのある人々にとっての挑戦のきっかけになれれば幸い」との言葉は、彼女の情熱と決意を感じさせます。

夢を追い続けるサポーター



現在、寄付の受付も行われており、支援の輪が広がっています。寄付金は、プロジェクトの実現に向けた資金として利用され、根本さんを含む障がい者の挑戦をサポートします。2025年6月15日まで寄付が可能で、さらなる支援者が集まることで、より多くの夢を実現するための土壌が育まれることが期待されています。また、今後もプロジェクトの成果を伝えるイベントが定期的に開催され、一般の方も参加できる機会があります。

このプロジェクトを通じて実現される夢は、根本さんの乗馬体験だけでなく、障がい者が夢を語り合い、背中を押し合うコミュニティの形成をも意味するものです。また、彼女がプロジェクトに向けて歩む道のりが、共感を呼び上げ、未来を切り拓く灯となることを願っています。


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会社情報

会社名
ROAD TO MONGOLIA、一般社団法人サクラボテラス
住所
電話番号

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