愛媛県自転車セミナー
2025-05-27 11:22:15

愛媛県内で自転車の安全利用を促進するセミナー開催

2025年5月22日(木)、愛媛県松前総合文化センターにおいて、『令和7年度 総合危機管理等研修会』の一環として自転車通学指導セミナーが開催されました。このセミナーには、愛媛県内の中学校および中等教育学校から約120名の教職員が参加し、自転車の安全利用方法について学びました。 近年、愛媛県の中学生の自転車事故の加害者割合が全国でもワースト5位となっており、この問題意識のもと、参加者には自転車利用の正しい知識とメンテナンスの重要性が啓発されました。 本講演では、事故の多い時間帯のデータや自身を守るためのヘルメット着用の重要性についても言及され、講師の遠藤まさ子氏は「高校生になっても引き続きヘルメットを着用してほしい」と強調しました。さらに、事故が多発する午前8時台には、遅刻を恐れるあまり焦って移動することが事故の原因となることを指摘し、余裕を持って登校するよう指導を呼びかけました。 また、2026年4月から施行予定の16歳以上対象の「青切符制度」についても説明があり、特に「ながらスマホ」の危険性を参加者に伝えました。実際の映像を紹介し、リスクを認識することを目的とした動画視聴も行われました。セミナーの最後には、自転車の選び方に影響を与えるBAAマークの重要性についても言及され、安全基準をクリアした自転車の選定や定期点検・メンテナンスの必要性が訴えられました。 セミナー後には各校の教職員が集まり、自転車走行違反の取り締まり強化について意見交換が行われ、今後の指導方針について熱心に議論されました。この研修を通じて、教職員は自転車通学のルールや安全性を深く理解し、中学生と高校生に安全な自転車利用の指導をする上で参考となる貴重な経験を得ることができました。 参加した教職員からは、「BAAマークが安全な自転車を示すものであることを初めて学びました。生徒たちの自転車選びにおいて、価格や見た目ではなく安全性を重視することの重要性を改めて感じました」との感想も寄せられました。自転車通学の事故防止には、教育現場も含む幅広い意識改革が期待されており、今回のセミナーはその第一歩となったことは間違いありません。


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