エア・ウォーターの森
2024-12-10 07:46:19

「エア・ウォーターの森」オープンイベント医療的ケア児と家族の交流の場に

エア・ウォーターの森でのオープニングイベント



2024年12月6日、札幌市桑園に新たにオープンした「エア・ウォーターの森」で、12月7日にはオープニングイベントが行われました。このイベントは、NPO法人あえりあと北海道医療的ケア児者家族の会Team Dosancoのコラボレーション企画として、医療的ケア児の家族と看護学生の交流の場となりました。参加者たちは、バギーでの移動も考慮したバリアフリー状況を実際に体験し、情報交換を行ったのです。

バリアフリー状況の視察



「エア・ウォーターの森」周辺には段差がなく、施設へのアクセスがスムーズであることが確認されました。しかし、駐車場には福祉車両専用スペースがなく、隣接するイオン桑園の駐車場を利用する必要があるのが少し残念な点です。建物の前や室内も段差がなく、バギーや車椅子でも問題なく利用できそうです。

イベントホールは150名程度のセミナーや交流会に対応可能で、入り口付近も段差がないため安心して利用できます。出入り口を自由に開閉可能な設計も好評でした。多目的トイレや授乳室の設備も充実しており、オストメイト対応の流し台やおむつ替え台など、家族にとって必要な環境が整っています。

オープニングイベントの内容



オープニングイベントでは、水素の勉強を兼ねたクイズや実験、スタンプラリーなど、子供たちが楽しみながら学べるプログラムが用意されていました。看護学生たちは、医療的ケア児たちと一緒にスタンプを押したり、お菓子をもらったりしながら、楽しい交流を楽しみました。

看護学生の感想では、特に参加していた医療的ケア児の豊かな表情や、家族同士の交流が印象に残ったと語っています。彼らは、初めてバギーを押してみたり、外出時の準備にどれほどの手間がかかるかを実感し、家族の苦労と努力に対する理解を深めたようです。

医療的ケア児の家族への配慮



医療的ケア児を持つ家庭では、駐車場の整備が課題であり、外出時の準備が大きな負担になることがわかります。看護学生たちは、具体的な情報提供や交流の場が必要であると感じ、今後もこのようなイベントが重要であると認識しました。参加者同士の交流を通して、お互いに共感し合える時間が待っていました。

今後の展望



今後も「エア・ウォーターの森」では、医療的ケア児やその家族、医療職、福祉職、介護職の人々が集まり、交流を深めるイベントを不定期に開催する予定です。自らの経験をもとに、医療職や福祉職の人々が子どもたちと直接関わることで、より良い理解を促進できます。これにより、外出先のバリアフリー状況についての情報を共有し、参加者が次回の外出に興味を持つ機会を提供していくことが期待されています。

このようにして、「エア・ウォーターの森」は、医療的ケア児とその家族に向けた安心できる場だけでなく、地域全体で支え合うための拠点としての役割を果たしていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人あえりあ
住所
北海道札幌市中央区北2条東2丁目1番地27レジディア北2条502号
電話番号

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