2024年7月22日、株式会社リベラル社から、100歳を迎えた作家・佐藤愛子さんの新装版エッセイ『まだ生きている 新装版』が発売されます。
本書は、82歳の時に断筆宣言をした佐藤愛子さんさんが、再び筆をとった作品。映画『九十歳。何がめでたい』でも話題の佐藤さんの、ユーモアあふれるエッセイで、人生の波瀾万丈を生き抜く力強さを感じられます。
佐藤さんは、本書の中で「老い」について、自身の経験を交えながら率直な意見を述べています。
例えば、韓流ドラマに夢中になる高齢の女性を見て「退き時」という言葉に反発し、再び執筆活動を始めたことを語っています。また、勧誘電話をかけてきた若者に怒りをぶつけたり、献体で潔く人生を終えた友人を称えたりと、飾らない言葉で「老い」の現実を描いています。
佐藤さんのエッセイは、辛口ながらも温かみが感じられ、読者の人生経験や価値観に問いかける力を持っています。人生の先輩である佐藤さんの言葉から、人生のヒントや勇気をもらえる一冊です。
本書は、2023年11月に100歳を迎えた佐藤愛子さんが、82歳の断筆宣言の後に書き上げた作品です。
再び筆をとった時の心境「『引き時』もヘッタクレもあるもんか。」と、韓流にときめくばあさんに怒り出すところからエッセイがはじまります。
勧誘電話をかけてきたエラソーな若造にブチ切れ、韓流にときめくバアさんに喝!。
ペンキの塗り替えでお金を持ち逃げされ、孫に負けじとアイドルの名を覚え、献体で潔い去り方をした友人にアッパレと感心する。
本書には、佐藤愛子さんが狂瀾怒濤の「老い」の日常をユーモアたっぷりに描いた全18作が収録されています。
苦難に遭う度にヤケのヤンパチになって、力を出して生きていく佐藤愛子さんの姿に元気をもらえる一冊です。