JRE POINTを活用した新しい食の支援システム「子どもごちめし」とは

新しい形の「こども食堂」実証実験

JRE POINTを活用した「こどもごちめし」の実証実験が、JR東日本グループとGigi株式会社によって行われることが発表されました。この取り組みは、駅直結の商業施設「ビーンズ武蔵中原」にて、地域の子どもたちに食事の支援を行うことを目的としています。JRE POINT会員からのポイント寄付を基にしたこの新しい試みは、地域社会と連携して子育て支援を推進する一環でもあります。

実施概要

この実証実験は、2025年の11月20日から12月17日までの期間、川崎市に住む中学生以下の子どもたちを対象に行われます。子どもたちは専用の食事チケットを利用して、地域の飲食店で食事を楽しむことができます。

- 実施場所: ビーンズ武蔵中原（JR南武線武蔵中原駅直結）
- 協力店舗: ビーンズ武蔵中原内指定店舗
- 提供内容: 食事チケット（お子様1人あたり1回1,000円）

このプロジェクトは、特に支援を必要としている家庭の子どもたちに優先的にチケットを提供する仕組みがあり、その利用には「こどもごちめし」の会員登録が求められます。

JRE POINT寄付メニュー

寄付はJRE POINTのWEBサイトを通じて受け付けており、ポイント寄付は2025年の11月10日から12月10日まで行われます。寄付金は全て「こどもごちめし」を通じて子どもたちの食事に役立てられます。これはJR東日本グループとして初の取り組みであり、日常の中で食支援を行う試みの一環です。

「こどもごちめし」の仕組み

Gigi株式会社が提供する「GOCHIプラットフォーム」を通じて、寄付されたポイントは食事チケットに変換されます。会員登録をした子どもが、ビーンズ武蔵中原内の指定店舗で食事をする際、チケットを提示することで食事が提供される流れです。保護者による本人確認が必要となり、確認後は約7日間で利用可能となります。

今後の展望

この各々の側面を見ながら進められる実証実験は、JR東日本スタートアッププログラムの一環として行われます。今後、得られた成果を基に、地域との連携を深め、持続的に開催されることを目指しています。また、フードロス削減や地域企業との協働により、地域貢献にも注力し、食を通じた“地域共創モデル”の確立を目指します。