BIMツール「WEBBIM」先行リリース
2024-07-01 10:58:27

建築設計の未来を変える?ブラウザで完結するBIMツール「WEBBIM」が先行リリース

建築設計の未来を変える?ブラウザで完結するBIMツール「WEBBIM」が先行リリース



株式会社AMDlabは、建築設計者向けの画期的なWebサービス「WEBBIM(ウェブビム)」の先行リリース版を提供開始しました。

WEBBIMは、ブラウザ上で動作するBIMツールです。高価なソフトウェアや専用機器を必要とせず、誰でも手軽に利用できる点が大きな特徴です。先行リリース版では、建築のボリューム検討に必要な日影計算機能と簡易的な作図機能が利用可能です。

BIM導入の課題:費用とデータ連携の難しさ



近年、建築設計業界ではBIM(Building Information Modeling)の導入が進められています。しかし、BIM導入には高い費用と学習コストがかかることが課題でした。さらに、企業ごとに異なるBIMの運用ルールやソフトウェア間のデータ連携の複雑さから、業務効率化が十分に進まないケースも少なくありませんでした。

WEBBIMが解決する課題



WEBBIMは、これらの課題を解決するために開発されました。ブラウザ上で動作するため、高価なソフトウェアの購入やインストールが不要です。また、ボリューム検討から建築設計、さらには竣工後の管理まで、一貫したデータ連携を可能にすることで、無駄な作業を削減し、業務効率を大幅に向上させます。

WEBBIMの主な機能



1. ボリューム検討機能(日影計算機能)


日影計算の結果は3Dビューで確認できます。敷地境界線や建物外形ラインなどを描き、計算条件を入力することで、規制ライン、時刻日影線、等時間日影線などを表示できます。

WEBBIMは、外部データの読み込みや計算結果の出力が迅速なため、建築設計の初期段階で頻繁に行うボリューム検討業務の時間短縮に役立ちます。さらに、「建物カルテ」に入力した日影規制時間や測定面高さを自動反映することで、情報の不整合を防ぐことができます。

2. 建築設計機能


複数の利用者が同時に建築設計図を作成できます。ボリューム検討機能で作成したオブジェクトを活用しながら、作図を進めることができます。先行リリース版では、通り芯、壁、窓の描画が可能です。また、平面図と3Dビューの表示モードを切り替えることができるため、それぞれの画面でオブジェクトを確認できます。

さらに、複数の利用者が同時に同じ図面ファイルを編集できる同時編集機能を備えています。従来のBIMでは、ファイルの編集権限が1人に限られていたため、進捗状況の確認に時間がかかっていました。WEBBIMの同時編集機能により、素早い情報共有と作業分担の効率化を実現します。

WEBBIMの提供について



WEBBIMは、2024年7月からユーザー数限定で無償提供されます。利用を希望される方は、専用フォームから申し込みが必要です。

AMDlabについて



AMDlabは、建築士2人が立ち上げたスタートアップ企業です。最新のテクノロジーを活用し、建築業界のDXを推進しています。建築設計を軸に、受託開発、自社サービス開発、オンライン建築教育サービスなど、幅広い事業を展開しています。

まとめ



WEBBIMは、建築設計の業務効率化とコスト削減を実現する画期的なツールです。従来のBIMの課題を克服し、建築設計の未来を変える可能性を秘めています。今後の更なる発展に期待されます。


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