ジャーナリズム大賞発表
2025-11-12 11:36:35

第25回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の受賞作品が決定

2025年度第25回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の発表



2023年12月4日に、早稲田大学で開催される予定の授賞式に先立ち、第25回「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」の受賞作品が発表されました。本年度は144作品が応募され、その中から大賞に3作品、奨励賞に2作品が選ばれました。

大賞受賞作品の詳細


公共奉仕部門


  • - 兵庫県知事選等めぐるキャンペーン報道 ~SNSと選挙・広がる誹謗中傷~
受賞者: 村瀬 健介
発表媒体: TBSテレビ「報道特集」

この作品は、最近の兵庫県知事選挙に焦点を当て、SNSが選挙運動にどのように影響を与えたかを詳しく分析しています。誹謗中傷がいかに広がり、選挙結果に影響を与えたかを描いた重要な報道です。

  • - 移民・難民たちの新世界地図 ―― ウクライナ発「地殻変動」1000日の記録
受賞者: 村山 祐介
発表媒体: 書籍(新潮社)

村山氏の作品は、ウクライナの難民問題を取り上げ、多国籍で暮らす移民や難民たちの生活を新しい視点で描いています。この作品は、現代の地殻変動ともいえる問題への理解を深めるきっかけとなります。

草の根民主主義部門


  • - 映画「能登デモクラシー」
受賞者: 五百旗頭 幸男
発表媒体: 劇場公開映画

地域社会の民主主義を描いたこの映画は、能登地方の人々の日常や彼らが抱える問題に光を当てており、地域活性化の重要性を訴えています。

奨励賞受賞作品


公共奉仕部門


  • - 被爆80年企画「ヒロシマドキュメント」
受賞者: 岡田 浩平(中国新聞「ヒロシマドキュメント」取材班)
発表媒体: 中国新聞、中国新聞デジタル

ヒロシマの被爆について、新たな視点から探求したこのドキュメントは、歴史を次世代に伝える重要な役割を果たしています。

草の根民主主義部門


  • - 鍬を握る満蒙開拓からの問い
受賞者: 島田 隆一(信濃毎日新聞社編集局「鍬を握る」取材班)
発表媒体: 信濃毎日新聞および書籍(信濃毎日新聞社)

この作品は、満蒙開拓という歴史的なテーマを通じて、地域社会とそこに生きる人々の生の声を伝え、私たちが忘れてはならない問いかけを行っています。

大賞の意義と背景


「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」は、言論の自由を促進し、公正な論戦を展開する人材の育成を目的として設立されました。早稲田大学は、これまで多くの優れたジャーナリストを輩出しており、この賞は社会文化の発展に寄与する重要な役割を果たしています。

毎年開催されるこの賞は、応募作品に対して自由な視点や新しいアイデアを募り、社会の重要な問題を掘り下げる機会を提供しています。受賞作品は、その年の重要なテーマを反映しており、言論の場での高い理想を実現するための一助となっています。

今後も多くの作品から新しい視点やアイデアが生まれることを期待し、持続的な言論環境の形成を進めていくことが求められています。


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