週間国内スタートアップ資金調達ランキング:FintechとFoodtechが台風の目!
国内最大級のスタートアップメディア「Uniqorns」が発表した、2024年11月11日~17日の国内スタートアップ資金調達額ランキングは、Fintech(金融技術)とFoodtech(フードテクノロジー)分野の活躍が目覚ましく、業界に大きなインパクトを与えました。
首位は家計簿アプリ「B/43」を運営するスマートバンク!
40.8億円という巨額の資金調達で1位に輝いたのは、家計簿アプリとプリペイドカードを組み合わせた革新的なサービス「B/43」を提供するスマートバンクです。同社は、この資金を基盤に、さらなるサービス拡充と、誰もがお金の心配なく暮らせる社会の実現を目指していくとしています。
2位は法人向け審査支援のシンプルフォーム、3位は出張料理マッチングのシェアダイン!
2位には、法人向け取引の審査体制構築を支援するシンプルフォームが40億円、3位には出張料理マッチングプラットフォーム「シェアダイン」を運営するシェアダインが18億円をそれぞれ調達しました。これらの企業は、既存のビジネスプロセスに革新をもたらすサービスを提供しており、その成長性の高さが投資家から高く評価されたと言えるでしょう。
その他の注目企業
ランキング上位には、これらの他に、eスポーツ関連事業を手掛けるREJECT(10.7億円)、IPコンテンツの企画・制作を行うPlott(10億円)などがランクイン。多様な分野で革新的なスタートアップ企業が資金調達を行い、今後の成長が期待されています。
ランキング詳細
今回のランキングでは、上位3社が40億円を超える大型調達を実施するなど、全体として高額な資金調達が特徴的でした。これは、日本のスタートアップ市場の成熟と、革新的なビジネスモデルへの投資意欲の高まりを示唆しています。
1位:株式会社スマートバンク (40.8億円)
事業内容:家計簿プリペイドカード「B/43」
投資家:SMBC-GBグロース1号投資事業有限責任組合、株式会社セブン銀行、ゆうちょ Spiral Regional Innovation 1号投資事業有限責任組合
2位:シンプルフォーム株式会社 (40億円)
事業内容:法人取引における審査体制構築、運用支援
投資家:SMBCベンチャーキャピタル株式会社、Angel Bridge株式会社、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、ジャフコ グループ株式会社、みずほキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、りそなキャピタル株式会社、DNX Ventures、DBJキャピタル株式会社、株式会社商工組合中央金庫、株式会社福岡銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社りそな銀行
3位:株式会社シェアダイン (18億円)
事業内容:出張料理マッチングプラットフォーム「シェアダイン」
投資家:JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、DBJキャピタル株式会社、あおぞら企業投資株式会社、株式会社UPSIDER Capital、あおぞら企業投資株式会社、株式会社静岡銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社東日本銀行
4位:株式会社REJECT (10.7億円)
事業内容:eスポーツ関連事業、Vtuber・ゲーム配信者等のマネジメント
投資家:Gyrfalcon Holding LLC、DBJキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル、オリックス・キャピタル株式会社、伊藤忠商事株式会社、株式会社KIDS HOLDINGS
5位:株式会社Plott (10億円)
事業内容:IPコンテンツの企画・制作・ビジネス展開
投資家:ジャフコV7投資事業有限責任組合、ジャフコSV7-S投資事業有限責任組合、株式会社MIXI、株式会社バンダイナムコエンターテインメント、みずほ成長支援第5号投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタル9号投資事業有限責任組合、SMBC日興証券株式会社
6位以降のランキングは、Uniqornsのウェブサイトで確認できます。
今後の展望
これらの企業の今後の動向は、日本のスタートアップエコシステム全体の成長に大きく影響を与えると予想されます。特に、FintechとFoodtechは、今後の成長が期待される分野であり、更なるイノベーション創出に期待が高まります。