ラックとエネコムが提携
2024-07-30 14:20:17

ラックがエネコム社に「CloudFalcon」を提供し地域のセキュリティ強化を図る

地域のセキュリティ強化に向けた新たな一歩



株式会社ラックは、広島県の株式会社エネコムにクラウド型セキュリティ監視ソリューション「CloudFalcon」を提供することを発表しました。この提携により、エネコムが2024年8月26日から展開する新しいセキュリティ機器監視運用支援サービス「EneWings Security Management」への組み込みが実現します。

サイバー攻撃の現状と必要性


近年、デジタル技術の急速な進化とともに、サイバー攻撃の手法がますます巧妙化しています。それに伴い、企業は多様なセキュリティ脅威に晒されており、特に地方に位置する企業や自治体は、十分な技術的知識や専門性を持たない場合が多く、尚のこと危険にさらされているのです。攻撃者は、脆弱なセキュリティ対策を持つ組織をターゲットにするため、地方でも被害が多発しています。

このような厳しい状況を踏まえ、ラックはエネコム社との協業を通じて地域の組織への支援を行い、持続可能かつ安全なビジネス基盤の構築を目指します。

クラウド型監視ソリューション「CloudFalcon」


Rackが独自に開発したCloudFalconは、クラウド型のセキュリティ監視ソリューションです。これにより、サイバーセキュリティの専門スタッフが社内にいない企業でも、低コストで高品質な監視サービスを受けることが可能になります。また、EneWings Security Managementが監視するUTM(統合脅威管理)機器のログをCloudFalconで分析することで、サイバー脅威を素早く検知し、迅速な対応を促すことができます。

地場ITベンダーとの連携


ラックは地域のセキュリティ強化に向けて、地元の信頼できるITベンダーとの協力を進めており、エネコム社との提携もその一環です。地域のセキュリティ関連の課題解決に貢献することを目指しています。

エネコム社のコメント


エネコムの藤井正人専務取締役は、「ラック様との協業により、新たなセキュリティ監視サービスを開始できることを嬉しく思います。ランサムウェアなどのサイバー攻撃が全国で急増している中で、地方における適切なセキュリティ運用が非常に重要になっています。」と述べています。

「ラック様はセキュリティ監視において25年以上の実績を誇る企業であり、その豊富なノウハウは私たちにとって大きな助けです。エネコムが地域のお客様に培ってきた経験とラックの高い技術を融合することで、より多くの人々にきめ細かな支援を提供できると確信しています。」と続けています。

エネコムとラックの企業概要


エネコムは、通信と情報の二つの事業を柱に掲げ、ICTソリューションを提供しています。特に地域社会へのインフラ支援に力を入れており、多様な業種において通信ネットワークのサービスを提供する数少ない企業として、その地位を確立しています。
ラックは、サイバーセキュリティやシステムインテグレーションにおいて豊富な経験を持つ企業であり、日本の基幹システムの開発に携わってきました。近年はAIやクラウド技術を取り入れ、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代に対応したサービスを提供しています。

今後も、両社は協力を通じて地方のセキュリティ課題を解決し、安心できる社会基盤の構築に寄与していくことを目指しています。

会社情報

会社名
株式会社ラック
住所
電話番号

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