教室で話し合う「参院選2025」の意味
認定NPO法人である開発教育協会(DEAR)が新たに発行した教材『グローバル・エクスプレス第24号』が注目されています。この教材では、2025年の参院選をテーマにしたユニークなアクティビティを通じて、学生たちに選挙とその背後にある社会問題について考えるきっかけを提供しています。特に、外交や防衛、さらには多文化共生といったトピックに焦点を当てており、意義深い対話を促す内容となっています。
教材の特徴と内容
アクティビティ1:「選挙、どうする?」部屋の四隅ワーク
最初のアクティビティでは、教室の四隅を利用し、選挙に対する興味や態度を問いかけるアイスブレイクが行われます。生徒は自らの意見を表現し合わせながら、選挙についての関心を高めていきます。こうしたワークは、ただ知識を学ぶだけでなく、自らの意見や考えをシェアすることの重要性を体感する機会となります。
アクティビティ2:「平和と共生を実現できそうな政党はどこだ!?」
2つ目のアクティビティでは、各政党が発表したマニフェストを比較検討することで、政党間の違いを深く理解するワークが行われます。この作業を通じて、生徒は自分の意見をより明確にし、選挙に対する理解を深めることができるのです。
社会における選挙の位置づけ
この教材は中高生以上を対象としており、授業やワークショップでの即時利用が可能です。教材の最大の特長は「正解のない問い」を通じて自ら考える力を育む設計であり、学生たちは単に選挙の仕組みを学ぶのではなく、投票の方法に関しても理解を深めることができます。さらに、実際の選挙での問題点、たとえば期日前投票や白票、外国人労働者に関する議論も含まれ、現実的な選挙の論点に迫ります。
今後の活用方法
初めての選挙体験や、次世代担い手としての意識を育むため、授業後もこの教材を活かすことができます。他にも、選挙後の政治参加に向けてさらに深掘りした議論を行うための素材としての利用価値があります。また、憲法や民主制度の理解を深める場としても有効です。
教材の入手方法
『グローバル・エクスプレス第24号』は開発教育協会のウェブサイトから無料で閲覧・ダウンロードが可能です。これは、教育現場だけでなく、家庭でも教育に関心のある方々にも広く利用いただける機会です。興味を持った方は、ぜひ開発教育協会のホームページを訪れてみてください。
開発教育協会(DEAR)について
DEARは、世界の理解や共に生きる力を育むことを目的とした教材や研修を提供している認定NPO法人です。学校や教育現場、市民社会に対して開発教育の推進を行い、社会に貢献することを目指しています。詳しくはDEARのホームページをご覧ください。
お問い合わせ
本件に関する詳細や質問がある方は、開発教育協会の広報担当までご連絡ください。電話やEメールでお問い合わせいただけます。公式ウェブサイトにも多くの情報が掲載されていますので、ぜひ確認してみてください。