矢崎総業の新たな挑戦
2025-07-31 10:55:17

矢崎総業、国内最大級のソーラーカーポートを設置しカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速

矢崎総業、国内最大級のソーラーカーポートを設置



矢崎総業株式会社は、静岡県牧之原市に国内最大級の出力を誇る3.8MWのソーラーカーポートを設置し、再生可能エネルギーを活用した取り組みを本格化させています。2050年を目指すカーボンニュートラルを達成するため、企業内でのエネルギーの自給自足を進める姿勢を鮮明にし、関連会社であるテクノ矢崎が発電事業者としてグループ内PPA(Power Purchase Agreement)を開始しました。

事業の背景



現代社会において、カーボンニュートラルの実現はますます重要なテーマとなっています。特に、脱炭素社会への移行や電力供給の安定性が求められている中、矢崎総業は再生可能エネルギーの導入を加速させることが求められています。新たに設置されたソーラーカーポートは、その第一歩として、グループ内でのエネルギー循環を加速する役割を果たします。

ソーラーカーポートの特徴



テクノ矢崎が設計したこのソーラーカーポートは、太陽光パネルが分離型で、容易に交換できる構造になっているため、長期間にわたって発電を可能にします。この設計により、定期的なメンテナンスが容易であり、発電力を維持しやすくなっています。牧之原市のものづくりセンターに設置されたこの設備は、施設全体の電力使用量の約21%を補う見込みです。

CO₂削減への道



さらに、同センターでは薄膜型太陽光パネルを用いて、屋根の強度が低い場所でも設置可能な仕組みを採用し、0.3MWの太陽光パネルの増設も計画。これにより年間で1980トンのCO₂排出量を削減する見込が立てられています。

グループ全体での再エネ推進



矢崎グループ全体でも、各拠点で再生可能エネルギーの導入が進んでいます。2024年3月には、テクノ矢崎が浜松工場に新たに太陽光発電設備を設置し、2025年5月には0.6MWの太陽光パネルの増設が予定されています。これにより、余剰電力を他の工場に送電する仕組みも作り出すことが可能となります。

未来に向けた計画



矢崎総業は、薄膜パネルを活用した屋根への太陽光パネル設置や、事業所周辺の空き地の活用、オフサイトPPAの導入など、多角的なアプローチで発電量を増やす計画を立てています。そのため、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みが、一層加速していくことが期待されます。

再生可能エネルギーの導入によって得られる電力は、企業の持続可能性だけでなく、地球全体の環境保護にも寄与するものとなります。矢崎総業の新たな挑戦は、未来の明るさを照らす一助となるでしょう。



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会社情報

会社名
矢崎総業株式会社
住所
東京都港区港南1-8-15Wビル7F
電話番号

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