相模原市は、ただのベッドタウンや製造業の地域というイメージだけではありません。この地域には、アートにまつわる深いルーツがあり、国内有数のアート生産地として位置づけられています。美術大学が複数存在し、アーティストたちが旧倉庫や廃工場をスタジオに改築し、創作活動を行い続けています。特に注目されるのが、2013年よりスタートした「SUPER OPEN STUDIO」。これは、アーティストたちが自らの制作現場を一般公開する取り組みで、地域とのつながりを深め、アーティスト同士の交流を促進することを目的としています。
「SUPER OPEN STUDIO 2025」では、より多くのスタジオが参加し、今年は20軒に及びます。これは昨年の14軒からの大幅な増加で、地域住民や美大生、アートに興味を持つ方々がアーティストとの交流を楽しむ場として、ますます魅力的なイベントとなっています。