「Walk in Her Shoes」チャリティウォークがスタート
途上国の女性や女の子たちを支援するためのチャリティイベント「Walk in Her Shoes」が、国際NGO「CARE」の協力のもと、2026年3月8日から5月31日までの約3ヶ月間にわたり開催される。本イベントは、参加者が実際に毎日歩くことで、途上国の人々が直面する現実を体感し、支援へとつなげることを目的としている。
キャンペーンの概要
「Walk in Her Shoes」は、毎日6キロメートル(おおよそ8,000~10,000歩)を歩くことで、途上国で毎日水汲みや薪運びに追われる女性たちの生活を体験するチャリティウォークだ。参加者は、登録後、自由な時間と場所で歩き、その歩数をアプリやウェブサイトで報告するという簡単な方式だ。このキャンペーンは日本国内外から参加可能で、報告された歩数に応じて、協賛企業が1円を寄付する仕組みになっている。
本キャンペーンの参加費は1次募集において3,000円、2次募集では3,500円であり、大学生以下はお得な価格で参加できる。2026年には本イベントが15周年を迎えることもあり、目標は「14億歩」。前回の2025年度は4,000名以上が参加し、1,221,282,679歩を達成した。
途上国の水とジェンダーの課題
このチャリティウォークは、持続可能な開発目標(SDGs)にも関連しており、特に目標6「水と衛生」の達成に寄与することを目的としている。現状、世界の4人に1人が安全な飲料水にアクセスできていない。この現実は特に女性や女生徒に影響を与えており、彼女たちは水汲みに多くの時間を費やすことで教育や就労の機会を奪われている。
参加者のフィードバック
過去に参加した方々は、実際に歩くことで途上国の女性たちの大変さを実感したと述べている。「女の子が水を持って6キロも歩くとは考えられなかった。これが他人の靴を履く感覚だ」との声もあり、この体験を通じて新たな気づきを得ていることが多い。また、健康促進にもつながるとして多くの参加者が評価している。
スペシャル企画とウォーキングイベント
さらなる盛り上げを図るため、SMARTシティのコンセプトを取り入れた写真やGPSアートの投稿企画も実施する計画だ。また、3月22日には「世界水の日」に合わせ、東京都内でのウォーキングイベントも開催予定で、地域を巻き込んだ活動が期待されている。
まとめ
「Walk in Her Shoes」は、私たちの日常の中でできる小さな行動が、途上国の女性たちへの大きな支援へとつながることを示している。参加希望者は公式サイトから詳細をチェックし、エントリーしてほしい。これらの活動を通じて、私たち全員が連帯し、社会にポジティブなインパクトを広げていくことが求められている。