アジアクエストと明電舎が業務提携、共創の新たなステージへ
2025年11月7日、東京都文京区に本社を構えるアジアクエスト株式会社(以下、アジアクエスト)が、同じく東京都品川区の株式会社明電舎(以下、明電舎)と包括的な業務提携に関する契約を結びました。この提携は、従来の委託開発を越え、テクノロジーを基盤にした共創を通じて、持続可能な社会を構築することを目的としています。
契約締結の際、両社は未来に向けた新しい価値の創造と、それを通じた社会課題の解決を目指すことを確認しました。今後、アジアクエストは明電舎の共創パートナーとして、以下の実行計画に基づきアクションを進めていきます。
提携の具体的内容
プロダクト価値向上の支援
この取り組みでは、明電舎が展開する
「MEIDEN CONNECT」に関連するデジタルプロダクトに対して、ユーザー目線での改善提案や市場価値の向上を目的とした施策を進め、共同で実施します。これにより、製品の商業的成功を促進することが期待されます。
プロダクト開発・研究開発支援
アジアクエストは、
「MEIDEN CONNECT」の開発支援だけでなく、AIなどの革新的な技術の開発、安全システムの構築、そして将来的な特許の取得を目指した研究開発にも力を入れていきます。ここでの取り組みは、両社にとっての新たな成長を促す鍵となるでしょう。
組織・人材開発の共創
また、明電舎が推進しているアジャイル開発アプローチを取り入れ、組織や人材育成のためのワークショップや研修を継続的に実施し、両社の人材育成を支える取り組みも予定されています。これにより、アジャイル開発の底上げを図り、高度な開発人材の育成を目指します。
背景と必要性
現在、多くの業界において人材不足が深刻化しています。社会を支えるインフラを安全かつ安定的に運用するためには、運用負担の軽減が不可欠です。明電舎はこの課題の解決に取り組むために、設備をIoT化し、リモート監視やデータ活用を進めるスマート保安サービスを立ち上げています。アジアクエストは、ビジネスエンジニアとしてこのサービスの開発支援を行い、内製化の促進に寄与しています。
それに加えて、ハイブリッド体制の確立やプロジェクト推進の柔軟性、そして相互理解を深めることにも成功しており、これらが評価され今回の業務提携が実現しました。
今後の展望
アジアクエストはこの業務提携を契機に、先端のAI技術と社会インフラの知見を融合させ、国内の社会課題解決に寄与する高付加価値サービスの共同開発を推進します。この取り組みにより、明電舎の強みである「社会課題解決のための技術」を活用し、豊かな生活や社会の安全、安心の実現を目指しています。
関係者のコメント
明電舎の常務執行役員DX推進本部長、宮澤秀毅氏は「アジアクエスト様は新規事業において心強いパートナーです。共に社会課題解決に貢献できる価値を提供していきます」と述べています。これに対しアジアクエストの代表取締役社長、桃井純氏も「この提携を通じて新たな価値創出に向けた大きな一歩を踏み出しました」とコメントしています。
まとめ
今回の業務提携は、単なる技術提供を越え、共に未来を創るための重要な基盤となります。両社が手を組むことで、新たな価値の創出と持続的な変革がもたらされ、社会に貢献する力が一層強化されることでしょう。この提携が、どのように新しい社会を切り拓くのか、今後の動向に注目です。